論語のこと。 ~ 歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るることを知る ~
「子曰、歳寒。然後知松柏之後彫也。」
子曰わく、歳寒して、然る後に、松柏の彫むに後るるを知る
訳)
孔子は、日々寒さが増し、他の草木が凋んでいく中で、松や柏の緑が変わらないことに気づくと言いました。
(同様に人の真価も困難に見舞われてはじめて気づくことができるということの喩え)
ピンチはチャンス。
災い転じて福となす。
まさにピンチのときこそ、冷静にそれをチャンスに変える行動が必要です。
新型コロナウイルスによって方方で様々なピンチが訪れました。
ここを変化チャンスと捉えて柔軟に対応できたところとできなかったところでは今結構な差ができてしまったように思います。
残った店、なくなったお店、新たな波に乗ったところ、波に乗り遅れたところ。
状況に応じて変わる柔軟性も必要ですが、残りつづけるにはどんなピンチにもどうじない普遍的なものも必要な気がします。
その普遍的なものが何なのか、それはどの時代においても、自然の真理なのだと思います。
ピンチのときこそその普遍的な真理にきづけるチャンスであり、大きく自分が成長する機会になるのだと私は思います。
そんなときこそ冷静に観察する目を持ちたいものです。
紅葉に彩られた中にある松の緑。
この緑を見るたびに、このことを思い起こします。
あなたの貴重なお時間をいただきありがとうございました。
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