40代はいろいろ。
ふとしたことがきっかけでNetflixを契約した。
それで、以前、映画館で広告をみて気になっていた「初恋」を見た。
このドラマの舞台は札幌、そして主人公の2人の設定が私の1つ下で、世代的にもドンピシャな設定だったのだ。
このドラマは宇多田ヒカルの名曲「First Love」がモチーフになっており、まさに宇多田も今年40歳になった同世代のアーティストである。
彼女がこの世に出たのは高校生のとき、本当にこんな一個下がいるのかと驚いた。
歌い手としてもそうだが、彼女が作詞を手がけた曲もまた、他を圧倒していた。
衝撃のデビューから彼女が出した最初のアルバム「First Love」は売り上げ700万枚というとんでもない数字を叩き出した。
私も当然その内の一人であり、同アルバムのタイトル曲である「First Love」はもうこれまでに何百回と聞いてきた。
今でも色褪せない名曲であり、当時にストリーミング再生というものがあったら何億再生回数を稼いだだろうか。
ドラマは主演俳優の満島ひかりの名演もあり、とても満足度の高い作品であった。当時の風景や吸っていたタバコを思い出しながら、ドラマでときおり流れる「First Love」に思いっきり感情移入して泣けた。
宇多田ヒカルだが、20歳、30歳と10年ごとに特別なライブを開いているらしく、今年40歳を迎えた彼女が先日行ったオンラインライブのタイトルが「40代はいろいろ」であった。
ここで40歳になった宇多田ヒカルが「First Love」を披露するのだが、この「First Love」がまたぐっと胸に突き刺さる。
リンクから聞くことができるので、気になる方はぜひ聞いてもらいたい。
20年の経験と感情がギュッと凝縮された声に鳥肌が止まらない。
自分自身の20年がフラッシュバックして染みる。切ない。
恋をしてよかった。
人を好きになってよかった。
もう40超えたおっさんだけど、なんか胸アツだよ。
名曲はいつ聞いたって名曲で、その時々、年代でぜんぜん違う感情を届けてくれる。
だからこそ、ずっと名曲なんだろうな。
「40代はいろいろ」
そんなタイトルにうなずきながら、これからも宇多田の曲とともに私は人生は彩られていく。
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