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還暦を前にようやくわかったこと

ここのところずっと、これからのことを考えている。
いま、59歳。
来年還暦。
80歳まで働いたとして、残りは20年。
人生もラストスパート。

だけど、子どもたちはまだ小さい。
お金もかかる。
すぐにでも欲しい。
そんなわけで、稼げる方法について考えてしまう。

だけど、人生って、本当にやりたいことをやらないとつまらない。
特に最後の仕上げだから、ここで妥協したら面白くない。
自分が最高のフィニッシュを迎えられるようにするためには何をすればよいのか、と考える必要があるのだ。
そこそこ稼げる方法を模索して、それが自分が本当にやりたいことではないとしたら、それこそつまらない人生になってしまう。
だったら、大博打だろうが何だろうが、本当にやりたいことに向かって走った方がいい。
そんな風に考えている。

僕は、整体師と心理カウンセラーとして、多くの人の苦しみと対峙してきた。そんな僕の願いは、すべての人が幸せな人生を送る事。
無理しなくてもいい、頑張らなくてもいい、健康的な生活を送りながら、人生を謳歌し全うできる世の中にすること。

僕の力なんてたかが知れているかもしれないけれど、そういう世の中を作るために、できる限りの活動をしたい。
僕が本当にやりたいことはこれなんだと、ようやく自覚できるようになった。

先日、整体の大先輩と食事をした。
その先輩は88歳。
90歳までは続けようと思う、と話しておられた。
90歳か。
僕にはまだ30年ありますね、と言ったら、30年たっぷりありますよ。と言われた。
僕は勝手に20年と思っていたけど、もしかしたら30年あるのかもしれないと思えた。
30年あれば、かなりことを成し遂げられるのではないか。
そんな気分になっている。

今から約10年前。
50歳になるころも、「自分が本当にやりたいことは何か」という問題で悩んでいた。
当時は、やりたいこと、興味があることが多すぎた。
そのうえ、自信がなかった。
本当にやりたいことがうっすらと見えていても、とても無理だろうと思っていた。

そこから10年経った今、「無理かどうかはやってみなければわからない」と思うようになった。
どうせ、あと30年も生きていられるかどうかすらわからないんだ。
チャレンジしないまま終わるのはちょっとあり得ない。
どこまでできるかわからない。
行けたところまででいい。
行けるところまで行ってみよう。
今はそんな心境になった。

さてさて、人生もいよいよ佳境に入ってきた。
これからが楽しみだ。
最後にしっかりとあがいてみようと思う。

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渕脇たけし@心と身体のコンディショニング
自分がうつ状態に陥って、そこから這い上がってくる過程で考えたことなどを書いています。自分の思考を記録しておくことと、同じような苦しみを抱えている人の参考になればうれしいです。フォローとスキと、できればサポートをよろしくお願いします!