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久しぶりに本を買った
本をあまり読まない私が、久しぶりに本を買った。
前に買ったのはいつだろうか。去年の3月くらいだろうか。
本を読むというのは私にはすごく難しくて、文字を読んでいてもすぐに他のことに気が向いてしまう癖があり、なかなかずっと集中して本を読んでいられないのだ。そのせいで、昔からずっと本を敬遠して生きていた。小学生の時は授業で図書館に行く時間があるから、その時と年に1,2回位は自分で能動的に本を借りに行っていた。そこですごく好きな本と出会うことはできたが、それもほんの僅か。少し読んでつまらなければすぐに読むのをやめてしまうし、ひとつおもしろいと思う本を見つければ、それしか読まなくなってしまっていた。
中学校に入ってからは、図書館に行く機会は格段と減った。授業とかその他諸々の活動で本を紹介しようてきなのがあるときくらいしかいかないし、結局借りる本はその小学生の時におもしろいと思った本。別の作者の別の本に触れようとは全く思えない。
そんな私が、本を買った。
自分にとって全く新しい、よくわからない人の書いた本には手を出さないし、そもそもそんなの知ることもない。しかし、好きな人が書いた本は知っているし、読みたくなるものである。
去年3月に買った本は、kouichitvの最悪な一日。YouTuberのコウイチのエッセイ。彼のことは昔からYouTubeでよく見ていたからずっと気になってはいたが読めていなかった。去年の4月くらいに新しい本が出ると聞いて、その前に読んでおきたいなと思い、私にしては珍しくわざわざ大きい本屋まで足を運んで買った。彼独自の世界観が描かれたフェイクエッセイで、のめり込むようにして読んだ。やはり私は誰が書いたかが重要らしい。
ちなみに、去年の4月に出た新しい本は未だに買えていない。
私が買った本は、星野源のいのちの車窓から2 だ。
星野源は私がすごい好きなアーティストの一人。ラジオも聴いているし、曲だって昔から聴いてきた。彼が以前いのちの車窓からを出していたのは知っていたし、母親も星野源が好き、というか母親の影響で私も好きになったようなものなので、家にもある。
2が出るということで、買った。わざわざ本屋まで行って買った。
まだしっかりと読んでいないが、この本は星野源の生き様から人生をどう生きるかを探し出すことができる気がする。そんなのそこらへんの私がよくわからないアーティストのものだったら買おうとも思わないので、やはり誰が書いたかというのは私にとって重要らしい。
いのちの車窓から2でも読んで、最近荒れ気味だった心を落ち着かせようと思う。今さっき気づいたが、本は偉大なものかもしれない。