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ミニ企画展第4弾「テレホンカード」を開催しました

不倒館ミニ企画展第4弾「テレホンカード」は、令和5年(2023年)12月18日(月)から26日(火)の期間開催し、近畿大学で発行した様々なデザインのテレホンカードと、学内に設置されている公衆電話のマップを展示しました。

ミニ企画展全体の様子

公衆電話が初めて街頭に設置されたのは明治33年(1900年)、それまでは日本電信電話公社(電電公社、現:NTT)の電信局・電話局内の電話所だけにしかありませんでした。その後ダイヤル式からプッシュ式の公衆電話が登場し、最初は硬貨での利用のみでしたが、昭和57年(1982年)12月23日(テレホンカードの日)に磁気テレホンカード対応の公衆電話が設置され、同月にテレホンカードの販売が開始されました。
1990年代半ばから携帯電話が普及すると、公衆電話とテレホンカードの利用は減少していきましたが、災害時や停電時の通信手段としての利用が見直され、近年では災害時に無料で使える災害用公衆電話の設置も整備が進められています。
(NTT東日本、NTT西日本より)

東大阪キャンパスにある公衆電話は21号館1Fに2台、31号館1Fに1台、11月ホールB1Fと1Fに1台ずつ、東門守衛室横に1台の合計5か所6台が設置されており※、令和5年(2023年)に解体撤去した旧本館に設置されていた公衆電話の写真とともに公衆電話マップを展示しました。

令和5年(2023年)に解体撤去した旧本館1F中央入口に設置されていた公衆電話
東大阪キャンパスの公衆電話マップ(令和5年〔2023年〕現在)


近畿大学では行事の記念品用などに様々なデザインのテレホンカードが発行されました。そのうちの一部を展示しましたのでご紹介します。

学園章がデザインされた通信教育部のカードはケースに初代総長 世耕弘一と第三代理事長 世耕弘昭の写真が掲載されています。

学園章がデザインされた通信教育部のテレホンカード


文芸学部卒業公演(舞踊公演)「手にすべきもの」の写真がデザインされたテレホンカードは第二代総長・理事長 世耕政隆の入学式訓辞が書かれたケースに入っていました。

文芸学部卒業公演(舞踊公演)のテレホンカード


東大阪キャンパスのシンボルともいうべき西門がデザインされたテレホンカードはたくさんあり、その一部を展示しました。
その他、情報処理教育棟<KUDOS>のパース図、11月ホールの外観写真、文学部開設時のパース図、和歌山キャンパスのイメージ図のカードも展示しました。見学に来た教職員は携帯電話のない時代に公衆電話に並んだ話や限定デザインのテレホンカードなどの思い出を話したり、学生は珍しそうに見学していました。

西門の外観写真がデザインされたテレホンカード(一部)
近畿大学で発行・配付したテレホンカード(一部)


今回のミニ企画展の様子は不倒館公式YouTubeで公開しています。こちらの動画からお楽しみください。

※その後の調査により情報処理教育棟<KUDOS>1Fにも公衆電話が1台設置されていることがわかりました。令和6年(2024年)現在東大阪キャンパスには合計6か所7台が設置されています。

文:広報室建学史料室

(2024年4月30日公開)

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