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【仕事・部活】頭の回転が遅くても、現場は上手く回せる。

「上手く物事を進める」
というのは

なにも

その場で瞬間的に
頭を回転させて
潤滑油になりつつ
サラッと上手い方向にも
進められるような言動をとる

……ということ
ばかりではありません。

あらかじめ
時間をかけて
綿密な用意をしておく──

想定される
複数のパターン別の
丁寧なやり方や

起こり得る
トラブルごとの
具体的な対応策

それから

物事の遂行だけでなく
個人個人の“人”への
細やかな気遣いも

抜かりなく考えぬいて
作成した情報を渡し

より正確に
しかも安心して
取り組んでもらう

──というのもまた
「上手く物事を進める」
ということのうちの一つです。


リアルタイムで
素早い対応が
できないのは
損に感じられるかも
しれません。

しかし

事前に
真剣に深く
考え抜いた物事
というのは

いざ
その道を行くときに
本来なら落ちる
可能性のある穴
(見落としがちな
   ミスや欠陥)が

あらかじめ
埋められている
ようなもので

それがいちいち
発覚して直して……
とならないのは
非常に安定感があります。

そのことに
安心感や心地よさを
覚えてくれる人も
いますし

丁寧なやりかたは
信頼を得ることにも
つながります。


どうしてもその場で
とっさに指示を
考えつかなければならない
場面がある

という場合には

あらかじめ
想定できる分だけは

「こんな風にきたら
   こうする」
と大まかなパターン
だけでも決めておき

想定しておくことが
不可能なものに
関しては

リアルタイムに
対応することが
得意な人に

正式にではなくていいので
ちょっとした補佐のような
役割を頼んでおき
(たまにアドバイスをしてほしい とか
   困ったら考えを聞きに行きたい とか)

そして
指示が必要な場面に
なるごとに

どういう風に
考えたらいいのか

とか

言いたいことを
どう伝えたらいいのか

など

大まかな
方向性や考え方
伝え方だけでも
アドバイスをもらうと

一から考えるのではなく
それを参考に
つけたせばよくなるので
すこし楽になるでしよう。


「そんなことを頼める
    関係の人なんていない……」

と思われるかも
しれませんが

意外と
ほとんど
話したことのない人でも

依頼や仕事を
上手くやるために
がんばって
取り組もうとしている

と知って
悪く思うことは
ありません。
(蹴落とそうと
   している場合を除き)

親切な人なら
協力してくれる
でしょうし

悪くは思わないけれど
(自分のやることを
   増やすのは面倒だな……)
と思う人などは
いるかもしれませんが

そういう人でも
もし運が良ければ

あるいは

「お忙しいようなら
   他に頼めそうな方を
   ご存知ではありませんか」

など 聞いてみれば

もしかしたら
「あの人に頼んでみたらどう?」
くらいはのことは
言ってくれるかもしれません。


仲良くないから
頼めない

話したことがないから
頼めない

……というのは
先入観だったのかも
しれません。

もし本当に
他に頼めそうな人が
思いつかないのであれば

思いきって
関係の薄い人に
頼んでみるのも
いいと思います。

やらなくては
ならないこと
ですから

たとえ
他人の手であっても
借りてみるのも
いいでしょう。

それで
上手くいくかは
わかりませんが

案外
そこに分厚い壁は
ないものです。

「いつでも頼ってね」
といい感じに
話しかけられる人
ばかりではありませんし

もしかしたら

あなたが
自分から出てきて
話しかけてきてくれることを
待っている人すら
いるのかもしれません。

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