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映画『太陽の季節』を見てみたら、「我らパープー仲間」を思い出した

週末は映画を見て気分転換しよう、ということで、BSで録画しておいた映画『太陽の季節』を見た。

石原慎太郎が芥川賞を受賞し、センセーショナルな話題となった原作を映画化。昭和30年代初め、ニッポンを席巻した「太陽族ブーム」を巻き起こし、不世出の映画スター=石原裕次郎を誕生するきっかけとなった作品。「太陽の季節」の“太陽族”と呼ばれる若者たちのアンモラルな生き方、彼らの無軌道なセックスは、センセーショナルな「事件」だった。

という、石原裕次郎のエピソードで知られているので、なんとなく裕次郎が主役なのかと思っていたら、チョイ役。主役は長門裕之、南田洋子。このふたりは、このあたりがきっかけで結婚したのか!長門裕之はやはり桑田佳祐にそっくり!とか、しょうもないことを考えながら見ていた。

お父さん役の長門裕之しか知らなかったけれど、元は映画スターだったのだなあ。

内容は、とにかく薄い。薄っぺら。でもこの刹那的な軽さがきっと新しかったんでしょうね。

じつは原作の、石原慎太郎『太陽の季節』も読んだことがない。原作も薄っぺらなのだろうか。読んでみよう。

薄っぺらで思い出しけれど、田中康夫『なんとなく、クリスタル』も、薄っぺらな小説。若者の風俗の薄っぺらさを描くのが、1950年代の石原慎太郎『太陽の季節』くらいから注目されてたのか、と考えると、感慨深い。

『太陽の季節』で思い出すのが、サザンオールスターズのアルバム『ステレオ太陽族』。

その中の「我らパープー仲間」という唄が、これまた薄っぺらくてステキです。


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