「死ぬまでに観たい映画1001本」を観たのでいつでも死ねる Part0 準備
この本のリストの完走を目指す人は結構いるみたいだが、実際に全部観た、という体験記は貴重だろうと思うので、ここに記す。
前提として基礎知識を紹介したのち0.で必要な準備について述べ、
1.~7.では、より経済的にリストを埋めていくため、学生時代の私が本業の研究をさぼった時間を使って考え出した方法を紹介する。
前提
この本には1001本の映画が紹介されているが、よくある映画ランキングのように読者や映画関係者の投票ではなく、Steven jay schneiderさんという方の責任において選ばれたようだ(注1)。
紹介される映画は文字通り古今東西で、サイレント映画から3D映画まで、ジャマイカ映画からセネガル映画まで、あらゆるエポックメイカーが集められている。
また、重要なことだが、実はここで扱うリストに含まれる映画は1001本ではない。
この本の原著は毎年リストが練り直されており(注2)、一度でも掲載されたものを全部足すと2020年版まで出版された現在で1235本となっている(注3)。
私は2019年版までのリストを完走したので、2020年版以降については責任を持たない(これから観るつもりではある)。
ちなみに私の英語能力はTOEIC850くらいで、英語字幕はぎりぎり追えるが、字幕がないと悲しんでいるか怒っているかくらいしかわからない(注4)。
(注1)たぶん。Stevenさんによる本のまえがきを見ると、選ぶのが大変だった的なことが書いてあるので。
(注2)新しい映画を追加するだけでなく、ご丁寧に同じ数の作品を削除して1001本になるよう調整するシステム。
(注3)『イワン雷帝Ⅰ・Ⅱ』や『民族の祭典・美の祭典』などをどう扱うかで、場によって若干の誤差がある。
(注4)受験英語の敗北である。
0.リストを作ろう
もしも本気で1235本の映画を見るなら、絶対に管理が必要になる。
英語版の最新リストはここ、日本語のリストはあえて紹介しないが調べればいくらでも見つけることができる。
こうして入手したリストをもとに、私の場合はGoogle スプレッドシートを使用してオリジナルのリストを作成した。原題・邦題・公開年・製作国・自分の評価(5段階)・入手方法のメモなどを列にしたものだ。下の画像はその一部。
ここにエクセルファイルの形で全リストをアップロードしたい気持ちはあるが、著作権的にダメな気がするのでやめておく(コメント等頂ければ個人的に渡すくらいはできるかもしれない)。
まとめ
準備としてリストは作るべき。本をぱらぱらめくりながら~などと考えていると、「死ぬまでに」が現実味を帯びてくる。
Part1へ続く。
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