見出し画像

富山県民が1番美味しいと豪語する鱒寿司が届いた

「土曜日に、鱒寿司が届くよ」

お風呂から上がったら、恋人に突然の鱒寿司宣言をされた。実家のおばあちゃんが送ってくれるらしい。

「この前1番美味しいって言ったところの鱒寿司だよ!それも二段のやつ!」

やった〜!前に彼がお土産で買ってきてくれた時以来だ。それが私にとって初めての鱒寿司だったんだけど、その美味しさにびっくりした。あれがまた食べられるなんて!思ってもみない吉報だ。

先週は遠足前の子どもみたいに、まだかまだかと土曜日を待った。

* * *

土曜日の朝、予告通りにインターホンがなった。そうして待ちに待った鱒寿司がついにやってきた。

美味しく食べるべく、昼間ビールを買いに行った。(発泡酒じゃなくてビールってところに鱒寿司への思いの強さが現れている)

そんなこんなで夜。ついに食べるぞ。届いたのは源のますのすし(二重)。

箱を開けると…

竹で鱒寿司がぎゅっと抑えられている。竹を外して中の笹を剥いていく。

まんまるの形に 一面の淡いピンクの鱒。見た目がとても綺麗。食べやすいようにカットしてもらって、真っ先に食べた。

美味しい!脂の乗った鱒がすし飯に合う!

ビールが進む進む。握り寿司とは違ってぎゅっとされた鱒とご飯の美味しさがパッと口に広がって幸せ〜。

ちょっと旅行気分が味わえて楽しい夜ご飯だった。

調べてみたら富山以外にも、東京とか色んな場所でも販売しているみたい。さらにネットでも購入できるとのこと。富山に行けなくてもまた食べれるなんて嬉しい。

* * *

まだ2回しか食べたことがないけど、私はすっかり鱒寿司のファンになってしまった。彼と出会う前は食べてみようと思ったこともなかったのに。彼の思い出の味が、2人の思い出になっていくって嬉しいな。

今度茨城に帰ったら、私の思い出の味もたくさん持って帰ってくるね。

終わり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?