劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦を見に行ってきました!
「“もう一回”がない試合だ 研磨!!!!」by日向翔陽
*この記事は「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」のネタバレを一部含みます。
未観賞の方はお気を付け下さい。
エモい。
好敵手として互いに認め合う関係の烏野と音駒の選手達がエモい。
待ちに待った春高の舞台での最高の決戦がエモい。
日向と研磨の対決がエモい。
熱いプレーをする研磨のセリフがエモい。
黒尾と研磨の関係がエモい。
研磨と山本の関係がエモい。
黒尾とツッキーの師弟関係がエモい。
とにかく全シーンエモい。
最初のポイントを決め研磨に宣戦布告をする日向。
戦略で日向を着々と追い詰めていく研磨。
研磨に追い詰められ袋小路に追い込まれた日向に研磨が失望しかけた途端に影山のオープントス。
「ドン!」のジャンプで目の覚めるような高さで跳ぶ日向。
目を輝かせる研磨。
そして試合は最終セットへ。
生川のキャプテンと森然の兄弟、梟谷の木兎と赤葦ら烏野・音駒と合宿をしていた面々も観戦。
谷地ちゃん視点での試合の見え方新鮮。谷地ちゃんかわいい。
今回日向や研磨の視点でのカットがあるなど、「キャラ視点」でのシーンの見せ方や、
音が消え画面が暗くなるシーンの使い方が印象に残った。
とにかく作画がぬるぬる動く。
研磨のトスから黒尾のバックアタック、囮に飛んだリエーフ、ノヤっさんのレシーブ。
本物の試合さながらにボールが、選手が動く動く動く。
試合序盤から影山に「狐爪さん、動けるんですね」と言われるほど早く動いたり、
第一セットを取った後してやったりと言わんばかりに笑ったり、
影山のツーに対してツー返しするなど研磨が何だかんだで熱くなってる。
最終セットでへたれこみながら言った研磨のあのセリフに吠える日向。笑う黒尾。
終始エモい展開が続き感動しっぱなしだった。
最終セット、烏野のセットポイント。
研磨視点での最後の攻防。
研磨がレシーブを見てなかったのはAパスが返ってくると信じてるからだろうか。
トスを上げたりブロックに跳んだりリエーフに怒ったり誰かの目線での試合展開っていうのはアニメ ハイキュー!!でも初めてじゃないか?という演出に引き込まれる。
そして最終ポイント。
あっけない幕切れだったけど、あれがバレーのリアルなんだろうな。
展開や結末を知っていたけど最後まで引き込まれた。
研磨のセリフとモノローグが最後までエモかった。
後研磨役の声優って梶裕貴さんだったのを、見てたのに知らなかった。
梶さんの引き出しの多さとセリフに籠もる熱量のすごさに圧倒されっぱなしだった。
主題歌はこれまでアニメオープニングなどを担当してきたSPYAIRの「オレンジ」
烏野のユニフォーム(本編は黒の方だったけど)がオレンジな事からタイトルがついたんだろうか。「イマジネーション」「アイム・ア・ビリーバー」の歌詞や「もう1回がない」と言った劇中のセリフを取り入れられた歌詞。
烏野と音駒のメンバーに贈られた歌詞。
でも私はこの曲がもう一つの意味があるメッセージソングに聞こえた。
SPYAIRを脱退した前ボーカルのIKEさんへのメッセージだ。
私には「オレンジ」がIKEさんへのメッセージソングに思えた。
「楽しかったよね全てが」「君は進んでいけばいいんだよ」
これはIKEさんへのメッセージだと思った。
SPYAIRとして駆け抜けてきた日々を振り返り、これからのメッセージが込められた歌詞。
そう考えるとエモかった。
終始エモかった劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦
最後に鴎台の小さな巨人星海光来からの宣戦布告で終わり、ハイキュー!! FINALの制作も発表されている事からこちらも楽しみ。
連載が終わってもこれだけ盛り上がれるハイキュー!!の作品としての魅力が詰まった映画だった。