読書ログ - Vue.js入門 基礎から実践アプリケーション開発まで
Vue.js 入門 基礎から実践アプリケーション開発までが発売され、ネット上での反応が気になり、手にとって読んで見た。
Vue.jsのみならず、フロントエンド開発に興味のある人は手にとるべき
Webアプリケーション開発に慣れた人が手にとると良い本であるという印象と、後半に下るにつれて本格的なアプリケーション開発に向けた設計方針、Atomic Designへの言及がされている。Vue.jsの解説を中心として、フロントエンド開発でのビルド環境やテスト環境への構築方法や、筆者が得ているノウハウが詰め込まれている内容となっている。ReactやAngularなど他のフレームワークに親しんでいる人や、企業のランディングページなど、jQueryで構築されたサイトを保守している人でも、得られる・学習して意味のある内容が載っている。
サンプルコードや、実際にjsfiddleを利用して動くサンプルが載っているなど学習段階の初めで躓かないように解説が丁寧に書かれているので読んでいて途中で困ることがなかった。最初は小さくVue.jsの機能紹介から始まる。その後1〜2名以上の開発者が交じることになる中規模開発スタイルに向けたビルド環境やテスト環境の準備、大規模開発環境の準備、テストコードの書き方、Boiler Plateを利用したアプリケーション開発手順と順を追って、サンプルコードと文章を交えた内容であり、フロントエンド開発の復習教材としても利用できる。
後半は、Nuxt.jsの解説や、SSRの利点・問題点など、Vue.js入門の目的である入門だけではなく、Vue.jsの活用事例への手がかりも記載されている。2018年現在、この一冊の本で、Vue.jsに対する設計指針の理解、提供されているAPIの利用方法、パフォーマンスへの問題点など幅広く知ることができる。
書籍で紹介されていたプレゼンテーション資料
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