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悲劇的なデザイン 読書感想メモ

箇条書きの感想はscrapboxにまとめている

どういう本か 

- UI設計を疎かにすると簡単に人を殺してしまえるデザインができあがるよ、という警告の本
- 実際に発生した事故を元に本を構成している
- UIについても実際のものが扱われていたりする

ひどい体験、実際に人間が死ぬ、悲しみを生むUI

ひどい体験として、医療事故や航空機・船舶の事故、自動車の設計に欠陥があるなどの問題が取り上げられている。そして実例を交えてユーザへの体験、認知し辛いUIがもたらした問題の具体例、どうなったのかの経緯が書かれている。悲しみを生む、という章がとてもわかり易くて、玄人向けのUI設計になっている場合、初心者がどうしてもとっつけないような操作を要求するUXとなっている場合。その場合、私は周りに比べてだめなのだ、と認識をしやすい。それはデザイナーやビジネスオーナーのエゴであると記載がある。Microsoftのアシスタント機能や、キャンセルができないWindowsアップデート機能など、実例は具体的で、誰しも体験したであろうものが載っている。医療事故は想像しかできないかもしれないが、容易に想像が付く。

とにかく自分でうごけ

まず自分で声をあげよう。立候補してもよいし、運動を起こしてもよい。とにかく動こうと本で取り上げられている。社会インフラがもたらすだめなUI、UX設計を修正するためには運動を起こし、決定を行う機関・人まで届けなければならないと締めくくられている。

ただ観察するだけではなく、感想を出すように

観察するだけではなく、感想を出す、つまりアウトプットをし、使命を感じるのであれば動くしか無いので、具体的な問題点について声が届く形でアウトプットをしていきたいと感じた。


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