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1か月でPICO-8を学んでコンテストに応募した話
先日まで募集されていた#shibuyapixelart2020にPICO-8で作ったゲーム作品を投稿してみました。皆さんお疲れ様でした!
制作したゲームは下の画像にリンクを貼ってあります!
今回は絵の部門は投稿せずゲーム制作にかかりっきりでしたが、殆どの方がプログラマー或いは普段からゲームを作られている方だったので、サンプルケースとして色々書き残しておきます。
まずPICO-8そのものへの感想から
良くも悪くもプログラマー向け
PICO-8専用で覚える必要がある知識は少なめ。なのでどういうゲームを作れるかは殆どコードを書けるか否かにかかってくる。
自分はアニメーションの管理に手間取った。基本全てをコードで管理するのでそこそこの理解が無いととりあえずの形にもしづらい。
すべてをミニマムに作り切れるのが魅力
コーディングが出来る、という前提はついてしまうが小さいプロダクトを短期間で作るにはオススメ。
スプライト、マップ、SE、BGM、最低限ゲームに必要なすべてがPICO-8内で完結できる。コードエディタがちょっと見づらいのが難点だが、エディタによってはプラグインにPICO-8向けのものがあるので利用すると良さげ。(Atom,VSはあるのを確認している)
シブヤピクセルのコンテストについて
ありがたい日本語チュートリアル。
公式で日本語のリファレンスとチュートリアルを案内してくれているのは非常に助かった。海外産のソフトだと英語圏の講座ばかりで日本語解説はほぼない…とかはよくあるので案内が無かったら参加しませんでした。
しかし。このチュートリアル、そもそも完結していなかったりサンプルコードに改行ミスがあったり参照するには完璧とは言えないので、ガッツリ何かを作るならyoutubeで講座を探すしかないです。
とは言え貴重な日本語解説+導入からサンプル制作まで抑えてある、のはほぼ無いので学び始めにはオススメ。今回作った「SHIBUYA SAVER」は下記チュートリアル+説明書で大体作れます。
公式サイトへの投稿方法の案内が無い
今回のコンテスト規定では
PICO-8でプレイできる、もしくはブラウザ上でプレイできる128×128ピクセルのゲーム作品。作品を投稿する際は、ゲームのリンクを必ず入れてください。
とあるのだが肝心のリンクの作成方法の案内が無い。
PICO-8で投稿する場合に限ってはPICO-8のアカウントを取得後、公式サイトのBBSへ投稿>公開>リンク共有、という流れなのですが投稿の際に必要なデータが
制作したゲーム画面上でF7を押してスクリーンショットを撮り、コマンドモードで出力したpng画像が必須
…とちょっと分かりにくい手順なので出来れば解説が欲しかった(後で画像付きの解説記事自分で書こうと思ってます)
実はUnityも使えた
規定上はブラウザで動くなら何でもよかったのでUnityで作ってWebGLビルド>Unityroomに投稿のルートも行けました。実際それで投稿されている方も2人ほど見かけてます。
ただこれ、コンテスト向けにDLキー配った意味も薄くなってしまうし、素直にPICO-8限定の審査で良かったんじゃないかと思うんですよね…。部門賞品もバリバリPICO-8前提っぽいですし。
ついでに人口がそこそこいるUnityがOKで人が集まらなかった理由はおそらく周知不足と画面サイズ制限。Unityでピクセルパーフェクト対応は割と手間だったはずなので却って技術的なハードルが高くなっていたかもしれません。
まとめ
スクランブル交差点のごみを拾って渋谷を救え!
— futinuro (@futinuro) June 30, 2020
…なゲームが出来ました。ギリギリ!#shibuyapixelart2020 #pico8https://t.co/Uw1klwmf08 pic.twitter.com/5RIlR4C8Da
1ヶ月大いに学び〆切直前は大いに苦しみました。今回ゲーム部門自体が初の試みということもあってコンテストそのものも手探りな印象でしたが、PICO-8とというユニークなツールで制作することが出来て楽しかったです。
一先ず審査結果を楽しみに待とうと思います。では。