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読了『日々にパノラマ』1~3巻

以前Kindleでセールしていたのを購入。

ほわほわとした空気感。"何もない"がある作品

 フォロワーさんがオススメしていたのを購入したので事前情報はゼロ。作風も知らなかったが個人的には結構好き。終始のほほんとして何か起こりそうで何も起きない。これが最後まで続く。

感覚的には日常系なのだが舞台も人物もどこかずれていて、そのずれと柔らかい絵柄が組み合わさって独特な雰囲気を生み出している。なんだか不思議なことがあっても「まあいいか」で済ましちゃうのが良さであり実にこの作品らしい。

リアリティのさじ加減が絶妙

舞台もキャラクターもふわふわしている反面、キャラクター達が生活する南の島の設定や気候、環境的な側面は違和感が出ない程度に描写されており、"フィクションの中での"リアリティは保たれている印象。台風やスコールの話などは特徴的。適度に納得できる味付けといった感じ。




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