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デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 (DTC) の企業分析&選考まとめ
企業概要
会社名: デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 (DTC)
設立日: 1993年4月
資本金: 500百万円(2018年5月末現在)
代表者: 神山 友佑、長川 知太郎(代表執行役)
従業員数: 5,111名(2024年5月31日現在)
所在地: 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 丸の内二重橋ビルディング
DTCホームページ: デロイト トーマツ コンサルティング
企業特徴
DTCは、国際的なビジネスプロフェッショナルのネットワークであるDeloitteの一員で、日本のコンサルティングサービスを担う企業です。デロイトおよびデロイト トーマツ グループの監査、税務、法務、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリーの総合力と国際力を活かし、あらゆる組織・機能、セクターに対応したサービスを提供します。
市場規模と成長性
デロイトはグローバルで圧倒的なプレゼンスを誇る総合系コンサルティングファームです。世界的な売上高は約430兆円で、総合系ファーム内で世界1位。2019年までは10年連続で業績拡大に成功し、新型コロナウイルスの影響を受けたものの、2021年度には売上高を前年比約15%増、2022年度には前年度比約17%増と成長を続けています。特にデジタル化に伴い、サイバーセキュリティのコンサル業務で世界一のシェアを獲得しています。
新卒採用情報と選考対策方法
新卒採用情報
インターンシップ選考
5月中旬: エントリーシート(インターンシップの志望理由や長所と短所など)
6月中旬: WEBテスト(言語、計数、英語、性格)
7月中旬: 面接(ケース面接)
8月下旬: インターンシップ(新規事業立案型グループワーク形式)
本選考
10月中旬: イベント(OP Poolの説明会)
10月下旬: エントリーシート(人生で最も大切にしていること、最大のチャレンジなど)
11月上旬: エントリーシート(小論文:コンサルタントを目指す理由)
11月中旬: 面接(志望動機や各Poolの志望動機)
11月下旬: 面接(学生時代に力を入れたこと、志望動機)
12月上旬: 内定
選考対策方法
エントリーシート (ES):
自身の経験や価値観と絡めた確固たる志望動機を記載する。
明確なキャリアパスを示し、経営への興味を具体的なエピソードで示す。
WEBテスト:
言語、計数、英語、性格の各分野に対する準備が必要。TG-WEB形式の過去問を活用すると良いでしょう。
面接:
ケース面接では論理的思考力が求められるため、構造化して話すことを意識する。
他者の意見を柔軟に受け入れ、ディスカッションを通じて協調性を示すことが重要。
実際のビジネスケースを基にした質問に対して、具体例を挙げて回答できるよう準備する。
小論文:
志望動機や理想のコンサルタント像について、具体的なエピソードを交えて論理的にまとめる。
インターンシップ:
メンターやチームメイトからのフィードバックを積極的に受け入れ、柔軟な姿勢を示すことが重要。
チームワークやリーダーシップを発揮し、プロジェクトの成功に貢献する姿勢を示す。
2024年現在のデロイトコンサルティングにおける新卒採用の情報について、以下のポイントを押さえながら解説します。具体的な情報は公式ウェブサイトや新卒採用ページで最新情報を確認することをおすすめしますが、一般的な概要を以下に示します。
募集職種
デロイトコンサルティングでは、新卒採用において以下のような職種を募集することが多いです。
戦略コンサルタント
業界分析、企業戦略の策定、新規事業開発などを担当。
テクノロジーコンサルタント
IT戦略、システム導入、デジタルトランスフォーメーションなどを担当。
オペレーションコンサルタント
業務プロセス改善、サプライチェーンマネジメント、効率化プロジェクトなどを担当。
人材・組織コンサルタント
組織設計、人材開発、変革マネジメントなどを担当。
リスクアドバイザリーコンサルタント
リスク管理、内部統制、コンプライアンス対応などを担当。
応募要件
デロイトコンサルティングの新卒採用における一般的な応募要件は以下の通りです。
学歴
大卒以上(学士号取得者または取得予定者)
特定の学部・学科の制限はないが、ビジネス、経済、工学、情報システムなどが有利な場合が多い。
スキル
分析能力、論理的思考力、コミュニケーション能力が求められる。
ITスキルやプログラミング経験があると有利。
語学力
英語力は必須(TOEICやTOEFLのスコアが参考にされることが多い)。
グローバルプロジェクトに参加する場合はさらに高い英語力が求められる。
選考プロセス
デロイトコンサルティングの新卒採用選考プロセスは以下のようなステップで進行します。
エントリーシート提出
志望動機、自己PR、過去の経験などを記載。
オンラインテスト
数的・論理的思考力を測るテスト。
言語理解能力や性格適性検査も含まれることがある。
一次面接
人事担当者または若手コンサルタントとの面接。
主に人柄やコミュニケーション能力を確認。
ケース面接
コンサルティング業務に関連するケーススタディを基にした面接。
論理的思考力や問題解決能力を評価。
最終面接
部門責任者やパートナーとの面接。
志望動機やキャリアプランについての深掘り。
企業文化と働き方
デロイトコンサルティングの企業文化は、以下のような特徴があります。
チームワーク
プロジェクトベースでチームとして働くことが多い。
フラットな組織で意見交換が活発。
プロフェッショナルな環境
高い専門性とクライアント志向が求められる。
自己成長やキャリア開発を重視する文化。
グローバルな視点
グローバルネットワークを活用したプロジェクトが多い。
海外出張や海外プロジェクトの機会もある。
柔軟な働き方
リモートワークやフレックスタイム制度を導入。
働きやすい環境作りに注力。
年収と福利厚生
デロイトコンサルティングの新卒採用における報酬や福利厚生は、以下のような内容が一般的です。
初任給
大卒初任給:約600万円~700万円(年収ベース、ボーナス含む)
修士卒初任給:約700万円~800万円(年収ベース、ボーナス含む)
福利厚生
社会保険完備、健康保険、厚生年金、雇用保険
社員食堂、フィットネスジム、健康診断、福利厚生施設の利用
研修制度、資格取得支援、キャリアカウンセリング
まとめ
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は、グローバルなネットワークと幅広いサービスライン、高い専門性を兼ね備えた魅力的な企業です。
選考対策としては、自身の経験や価値観と絡めた志望動機の作成、論理的思考力の強化、柔軟な姿勢のアピールが重要です。
また、充実した研修制度や手厚い新人教育を活かし、長期的なキャリアパスを描くことが求められます。
徹底的な準備と高い志望度を示すことで、選考突破の可能性を高めることができます。