私立高校の入学金と授業料の助成についての調査報告
高校進学を控える中学生のご家族様へ
こんにちは。
名古屋で社会保障制度の調査代行をしている社会福祉士の稲山です。
実際にやってみて効果があった健康法は「疲れた時にあえて筋トレをする」です。#科学的な根拠があるらしい。
相談内容
50代男性からの相談。中学3年の息子が私立高校への進学を希望しています。「私立高校も実質授業料無償化」という話を聞きました。授業料について中学の先生に尋ねると「高校に聞いてください」、高校に問い合わせると「詳しくは入学後の説明会に参加をしてください」と言われました。息子が希望している私立高校に合格できるかはわかりませんが、親としては事前に「いくらくらいかかかるのか」「自分たちの場合はどの程度の助成が受けられるのか」知っておきたいです。
調査結果
入学金の助成
「入学納付金補助金(相談者がお住まいの県の制度)」。相談者は上限200,000円まで補助されます。※実際の支払った額が支給されます。
授業料の助成
「就学支援金(国の制度)」。相談者は上限9,900円/月まで補助されます。
「私立高等学校等授業料軽減補助金(相談者がお住まいの県の制度)」。相談者は上限25,800円/月まで補助されます。
※併給可。いずれも実際に支払った額が支給されます。
「入学納付金補助金」の申請及び受給要件
(満たしているものにレ点を入れてあります)
1.生徒及び保護者等が県内に住所がある☑
2.進学する高校が住所を有する県内にある☑
「就学支援金」の申請及び受給要件
本人が
1.日本国内に住所がある☑
2.高等学校等を卒業、修了していない☑
3.高等学校等に在学した期間が通算して36ヶ月を超えていない☑
4.入学する学校は「就学支援金」の対象となっている☑
入学する学校は高等学校(全日制)。
「私立高等学校等授業料軽減補助金」の申請及び受給要件
1.生徒及び保護者等が県内に住所がある☑
2.入学する学校は県内の私立高等学校である☑
以上
さいごに
・就学支援金は国の制度です。
・私立高等学校等授業料軽減補助金は相談者がお住まいの県の制度です。
類似制度については、お住まいの自治体に確認をしてください。
・いずれの制度も在校生も対象としています。
・いずれの制度も授業料の補助制度です。教材費、教科外活動費など授業料以外の費用については対象外です。