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はじめてばかりでも、そんな気がしない。不思議老舗巡りの1日【ライブレポからのソロ活短紀行】

こんにちは、桂です。
はぁ!いい1日だった。

まずは一昨日、天Qでの演奏にお越しいただいた方々、ありがとうございました!

ライブレポは基本的にイベントの演奏では書いてないのですが色々と不思議な日だったので!

セトリと感想と、秋の京都観光の参考に、ソロ活紀行もお楽しみいただけたら幸いです。

ということでまずは久々のfutarinote演奏!
西陣TABIフェス、天Qさんにて。

学生時代に時間があると今出川、堀川、千本などをチャリ徘徊していたのと、旧友人宅があったので降り立った千本中立売のバス停には思い出の片鱗がそこら中に…僅かすぎるカケラでも割と鮮明に思い出せて嬉しい気持ち。

タイルが印象的で素敵なお店!

また会場の天Qさんがさすがは100年老舗のうどん屋さんとのことでレトロな雰囲気。おまけにマスターの増田さんには私10年前に別の京都のライブハウスで出逢っていたようで!

初めての場所での演奏なのに謎な「おかえり」感に溢れていました。

室内でのイベントだと聴いてくれる方いるかな?なんて不安も束の間で…どんどん開始直後からお店にお客様が入ってくれ立ち見も出て。

しかもその中にはまさかの私が人前にでて歌う道を志すきっかけとなった、高校時代の文化祭ミュージカルで共に主演を務めた友人が家族連れできてくれている。さらには同僚の講師仲間が私の後のステージに出る予定で、出番前で早く観に来てくれたり、懐かしいお客様の面々もいらしたり。

なんだろう、初ステージのスポットの色とか瞬間とか、何年も前の色々が蘇って(死ぬの?走馬灯!)なんか喉がギュッて閉まって震えたよね。

どんな記憶力よ…要らん繊細の、とんだ器用貧乏だこと(笑)

でもものすごく立たされている感覚とか今もこうして居られるお返しをしたい気持ちで溢れて、私としては心溢れた良い演奏になりました。

初心忘れるべからずだわ。

卒業式振りに再会できた友人も音楽関係の仕事をしていて!高校は英語専門学科で、軽音楽部すらもない学校だったのに。お互い同じようなことをしているのも不思議だなぁ。

ということで、セットリストを一応!
しっかり50分。

1.afterglow
2.Twilight Dew
3.カレイドスコープ
4.日日是好日
5.おいしい記憶
6.ショコラカダブラ
7.やっと、セラヴィ
8.マローブルーの朝
9.Imitation

MCでのダブル告知の効果があったのか、ステージ後には投げ銭・CDと手に取っていただいた方もたくさん。ありがとうございました。

夜からはレッスン仕事。それまで少し休息できそうだったので、勉強がてら行くカフェを探すも土日とイベントでどこもいっぱい…せっかくだし街の方まで歩いて四条あたりまで散策してみようと、またGoogleマップオフのソロ活モードへ突入。

とりあえず昔チャリで来たと思しき道を行くと二条城までやってくればまぁ勝ち(住宅街メインで、お城の門閉まってる。よって今回経路写真はパス)

前回ソロ活同様、街の匂いや色の感だけを頼りに歩き進めると(笑)数十分歩けばすでに堀川超えて烏丸御池っぽい。

目の前を見ると、

薫習館…!ずっと行きたかった松栄堂のお香のミュージアムやん…しかも入場無料かい。これぞ、嗅ぎ当てた!と言っても過言ではないやつ(鼻息荒め)


というのも以前こちらの記事で紹介している、今や行きつけのLisn京都。薫習館の本元である松栄堂の姉妹店にあたり、私の祖母が営んでいた呉服屋では着物の防虫や香りつけに松栄堂の匂い袋を使っていたこともあって、代々馴染みの?勝手にご縁を感じている場所だ。

この近くにある丸太町のサンガインセンスも魅力的なお店だけど、薫習館はしっかり見れたことがないので今日はこっちを見て回ろう。

中に入ると、老若男女、学生や、旅行観光客の方もたくさん。松栄堂の香りを歴史や作り方の説明だけではなく、実際に制作の過程でどう変わるかを嗅いだり、クイズがあったり、アートとしても観れるようになっている。松栄堂の300年の歩みとこれからのお香の世界が広がっている。

天井からぶら下がる香りボックスに入って体感する人たち。

原料や原木のサンプルが置いてあったり、奥には香りを表現したアートが。

松栄堂さんのお香が表現されている。

さらには薫ガチャなるものがあって、日常使いのショートサイズのお香だと20本で800円強程の価格帯のものが8本と香立てのセットで500円。小皿に置いて火を付ければすぐに使えるし、5種類程の使いやすい香りがランダムで出てくるようだ。あまり使わないけど、せっかく京都に来たからお香文化に触れたい方にはピッタリだと思う。

両替してもらって2枚500円をもらう、ほなら2回やってみるか。

ほぼ香物オールマイティな私は何が出ても勝ち。すでに愛用してる香り以外を試したいなぁと思ったら…

わぁ可愛い


まだ使ったことのない、ジャスミンと花散里(はなちるさと)が!

嬉しい…カプセルから開けるとすでに香ってくる。ジャスミンは現代的な香りで、花散里はモダンな橘の花の香りのよう。落ち着きがある感じでいつでも使いやすそう。新しい出逢いができました。古くからある伝統も場所も、新しい方法と手段をどんどん取り入れて存続しているんだなぁ。

そして近くにある松栄堂もしっかりチェックしてからまた歩く。

その後はまだ時間があったので、友人との文通のための便箋や封筒を買いに次は書画用品、和紙、香物などの老舗、鳩居堂さんを目指して。せっかくなので老舗to老舗、からの老舗。

たまに来るもののあまり歩き慣れてはいない丸太町エリア、敢えてまっすぐ行かず、ジグザグに歩き進めてみる。

すると何やらオシャレそうな佇まいの…ん?

いや?待って…ここは!?

種嘉商店さん!!最中屋さん!いつもお世話になってる美容室の雑誌で見たモナカのお店だ…!

中を覗いてみるとディスプレイに最中は並んでいない、もうダメかなぁと思ったら「注文こちらで受けますよ!」とお店の方の明るい声。

17時が閉店時間で後30分だった。
ありがたくオーダーさせていただくことに。

大口の注文の方もいらっしゃったようで待っていると私の大好きな安藤さくらさんの雑誌のページを発見…!

その周りには旦那様、柄本佑さんの大河ドラマのチラシや掲載誌なども置かれている。

このご夫婦が箱推しの私、大歓喜…

どうやらこのお店、御用達らしく!
好きな俳優さんの推し、即ち推しの推しにまさかのバッティング!できたのです。嬉しい。

今日の最後のお客さんが私だったようでギリギリセーフ!今日も持ってるわ。お土産にと思って買ったのですが、やはり我慢できずお店で食べる分もオーダー。

最中は4種類。それぞれで型が違って可愛い!

種嘉商店さんの店内で作られている最中は元々70年程歴史があるらしく!本当に今日訪れる場所は何か呼ばれている気がする…お店の奥には製造する機器と、壁にはたくさんのかわいらしい最中型が貼ってある。

待っていると運ばれてきた。

わぁ、落花生の札が付いてる。


ウワァァァァァかわいい…!

かわいいしか言ってない。語彙力喪失レベルの素朴な可愛らしさ。

作りたて、詰めたての最中はとても香ばしく、良くぞ考えてくれたと言わんばかりの甘さ控えめのピーナッツバターと小豆、最中の香ばしさの相性よ…上質な素材を使っていることがよくわかる。
小ぶりなのに満足度が高い!

たっぷりのピーナッツクリームと餡子。

お土産分も食べてしまいたくなる!コーヒーも400円切る値段ながらマシンドリップの美味しいカフェラテでした。ライブと移動で疲れた体に和の甘味がじんわりと癒しを与えてくれました。

老舗、老舗、からの老舗、のちの老舗!笑

その後は予定通り、鳩居堂さんへ。

秋の便箋やポストカードもたくさん並び店内にはたくさんの人。夕方過ぎて閉店時間まであと30分でも秋の京都はどこも大人気(写真撮れないくらい)

向かい側のレターバイキングのお店では便箋10枚や封筒が3枚、好きな柄を定額で買えるのでそちらを購入し最後は書店の丸善へ。

うおおおおお

旧店舗の丸善を舞台にかかれた梶井基次郎の短編小説『檸檬』の可愛いキーホルダーを見つけた!
わぁかわいい。

マイクポーチにつけようかと1つ購入。欲しかった本もしっかり手にして、大満足。

軽やかな足取りでレッスンへ向かった。

本当にいい一日だったなぁ。老舗オブザイヤー!かもしれないというくらいには昔からある京都の名店を渡り歩き…一万歩超えてました(笑)
前回の山崎の歩数とほぼ同じ!!200歩差でした、すごい。

全く予想だにしていないことも必然なのでは?と疑うくらいに、出逢うものには出逢うなぁと改めて思う1日でした。

今回の旅のプレイリストは12月13日に共演する今田学氏が作ったものを聴いてました。無限に歩けたよ。

まだまだJPOPシーンも新しく更新されていて知らん曲っていっぱいあるな…そしてこんなんなんぼでもあっていいですからね!

私もプレイリストあげてるので是非聴いてもらえたら幸いです。是非フォローして貰えたらもっと、嬉しい。

よろしくどうぞー!!


【Live Information】

🎫配信チケットはこちら▶https://peatix.com/event/4171713


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