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もし、前世というものがあるとしたら
もし、前世があるとしたら、
その人がまるごと私というものに生まれ変わりというわけではないらしい。その人の一部と、あの人の一部とさまざまなエネルギーの混ざり合って、私という人間ができているらしい。
という話をしてくれたのは、昔、初めて東京のお台場にあるライブハウスへ初めてエレカシのライブに初参加したときに、偶然、出会った霊気ヒーリングを生業のしている人から聞いた話である。
確か、天草四郎の生まれ変わりと言っていた芸能人について話をしたときに、そのようなことを言っていた。と思う。
大変、面白い話であったので飲みながら、もう少し詳しい話をしたいと思ったが、残念ながら彼女は飲めない、口から食べることはできない。空気中のエネルギーから栄養を取っているとのことであった。
その後、何度かライブに一緒に出掛けたが、私の失言がきっかけでぎくしゃくしてしまい、また、彼女が海外へ移住することになったため、初めて会ったライブハウスで一緒にライブを見たのが最後となった。
不思議な話には興味があったが、いろいろと問題があった世代であるため、いろいろな面で慎重にならざるえない。ワクワクしながらもびくびくしながら話をしていたことを思い出す。
その後、不思議な話への関心を封じ込めていたときに、落ち武者の生々しい夢をみた。
そのことがきっかけで、前世にはまることになる。
そして、アウシュビッツに行ってから、彼女が言っていたことを思い出すのである。例えば、対立関係の人間二人のことをなんとなく感じてしまう。
これだとはっきり答えがでるものでもなく、
いままで私が見て来たものの映像の記憶を何かのきっかけで私の感情とともに思い出しているに過ぎないのではないかとも思う。
前世があるにしてもないにしても、今の私はここにいるのは、さまざまな人の思いの結晶であるのではないだろうか。それは先祖というものであり、またはその先祖に力を貸してくれた人たち…
もし、前世の人たちの思いを遂げるために自分に生きていると考えるとしたら、それは間違いなのではないだろうか?
エネルギー体は、ただあるだけなのだ。
もし、何か思いがあるとしたら、私が私の思うままに生きることを望んでいるのではないかと思ったりするのだ。
ここまで、読んでくださりありがとうございました。