八雲・秋マガレイの攻略法➊
2021秋・八雲マガレイ釣りがそろそろ始まります。今までふた海屋のHPでマガレイの釣り方は幾度なく公開してきました。でも今だから正直に言いますと、かなり読み手側のプライドを傷つけないように、オブラートに包んだような書き方をしていた部分も多々ありました。ふた海屋が創業してから約13年で北海道のマガレイ釣りの技術は飛躍的に向上しましたが、残念ながら東日本大震災をきっかけに競技としての釣りは衰退傾向にあり、もう一歩踏み込んで、もう一段マガレイ釣りの技術と面白さを発信したかったのですがそのタイミングの逃してしまったのが、この記事を書こうと思った発端です。
幸か不幸か、コロナの影響でアウトドアでのレジャーが盛んになり、業績が上向きになってきた業界なので、またメーカーさんがバンバン豪華賞品を出すような大会が増えればと思う反面、いろんな釣りの楽しみ方の幅が増える事にも期待しています。
マガレイ釣りの楽しみ方は人それぞれで、サーフや防波堤からの投げ釣りやマイボートで仲間や家族で楽しむ方も多いのですが、ここでは遊漁船にお金を払って乗ったからには1匹でも多く、少しでも大きく、同じ釣りあげるのなら、いかにして楽しむのかを船頭の本音を交えて公開していきます。
今回の記事は、八雲の秋マガレイに的を絞ったものですが、秋のマガレイ釣りは胆振や石狩、道南日本海、オホーツクにおいてもかなり共通する部分が有りますので、参考にしていただけると幸いです。
道南地区で、一番多くのマガレイを自身でも釣り、お客様に釣って貰った船頭だからわかるマル秘情報満載です。
自分の事で恐縮ではありますが、数々有る釣り大会の中でも、運の要素を極力排除したレギュレーションで行われる、がまかつの大会に北海道で6回出場し、優勝3回、準優勝1回の成績および、私の知識、技術を伝承した選手達が、私が競技引退後は優勝を総ナメにしていった事は、自身がやって来た事に間違いは無い証明と自信になりました。
下のトロフィーの写真は、北海道で史上初、八雲と苫小牧の両大会で優勝を果たした時の物です。年を跨いで達成したものですが、翌年には一番弟子の空井選手が同年度に両大会制覇の偉業を達成してくれました。
この頃は、他所からやってきた生意気な奴が結果を出して偉そうにしているように見えたのか、ネット上はもちろん、あっちこっちで今まで釣り大会で大きな顔をしていた輩達から誹謗中傷の的になっていました。逆にそれが励みになっていた時代でもあります。とにかく寝ても覚めても、マガレイの事ばかり考えていました^^;
そんな私が、もう何も隠す必要がなくなった今、秋マガレイ釣りの全ての知識と技術をそしていろんなふた海屋裏話(もちろん真実のみ)公表いたします。
まずは、仕掛けと釣り座についてのサービス記事です。仕掛けを自作するのもマガレイ釣りの楽しみの一つです。生まれて初めて作った動画で突っ込み所満載ですが、是非【ふたみやチャンネル】を参考に作ってみてください^^;
作るのが難しい方は、累計販売が10,000本を超えたふたみやオリジナルのマガレイ仕掛けをお試しください。八雲のマガレイ釣りでこれ以上の仕掛けは無いと断言いたします。作り方を伝授していた、元従業員がここ2年ほど私に内諸で勝手に粗悪品を製作して、ふた海屋の名で販売し、売り上げを懐に入れていた位の仕掛けです。どうしようもないですね(^^;)
まず、秋のマガレイ釣りの仕掛けで自作する場合は、船の大きさによって(隣の人をどのくらい間隔をあける事が出来るか)仕掛けの長さを調整する必要がありますが、船が大きくても小さくても全長(錘から下針まで)が50cm前後にすると使いやすいです。太平洋側の秋の海はうねる事が少ないので、長い仕掛けはあまり必要なく、水温が下がり始めると、大きな個体ほど小さく短いアタリになるので、仕掛けが長いとそのアタリがとり辛くなります。ウネリが有る日はロッドワークでウネリを回避しましょう^^
人は大きいのを釣っているのに、自分には大きいのが釣れないと思う人は小さなアタリが取れていないと思って間違いありません。
それを解決する一つの方法が、12年前に北海道のマガレイ釣りの常識を変えた先にも書いたふた海屋のオリジナル仕掛けです。トラブルが少なく、仕掛けにハリがあるので、小さなアタリがとりやすく、なおかつマガレイに違和感を与えない仕掛け。これで私は大会を総なめにしたのです。その仕掛けの知的財産を盗んでつらっと商売している奴もいますが、ホント地獄に落ちろです^^すいません愚痴ってしまいました。その位腹が立っているのです。神様から天罰が下るのを願います。
ただ、材料や作り方は盗めても、絶対に真似が出来ないのが精度はもちろん、時期に応じた仕掛けのバランスと釣れる訳と釣れない訳の理解なんです。
12年前に、ふた海屋オリジナル仕掛けVer.2を発売したのですが、その一番の特徴は錘の上にも針を一本付けて有る事です。カレイは海底に居る虫類や貝をメインに食べているので、それまではいかに仕掛けを浮かせないで、海底に這わせるかを考えた仕掛けが主流でした。
食い込みが良くなるように誘導仕掛けなどもありますが、マガレイの捕食を見る限り餌を吸い込む速さは尋常ではない速さで、活性の低い時や違和感や危険を感じたら、口に入れても吐き出すのです。だから警戒心の強い大きな個体のあたりは小さく短いのです。
即合わせが出来ない人には食い込ませる事を目的にした誘導仕掛けも悪くは有りませんが、どうしても秋のマガレイ釣りだと良型のマガレイは少なくなってしまいますし、数でも上手い人には敵いません。。
その季節に合わせたバランスについても有料記事に書いて行きます。
釣り座についてですが、噴火湾のマガレイ釣りではシーアンカーを入れて釣りをすることが多くなりますが、圧倒的に釣れるのはシーアンカーに一番近い釣り座です。理由は有料記事でお伝えしますが、私的には1000円余分にもらっても良いと思うくらい有利です。逆に客として乗るなら1000円余計に払ってもそこに座りたいと思います。
但し、腕のある船頭であれば、タイミングを見て梶取しながら帳尻を合わせる事が出来ますが、知ってる限りそれが出来るのは極々限られた船頭だけです。シーアンカーを入れない船の場合は、なるべく船頭が操船する近くを選んで下さい。その理由も船頭だからわかる、本来釣り客には教えてはいけない事情をお伝えいたします。重ねてになりますが、もう隠すものは有りませんから(^^;)
有料記事では、他にエサの付け方、誘い方、他のお客さんをうまく利用して釣る方法、良いタックルバランスとは、秋マガレイの仕掛けとは、針、ラインの選び方、マガレイの移動、天候の読み方、等々、読むだけで確実に釣果が上がり、楽しいくニヤニヤ出来るどころか、すぐにでも遊漁船の船長に成れるのではと勘違いしてしまうような記事内容をお届けいたします。
どうぞ、強力な魔法の仕掛けを手に入れる感覚で読んでいただけると、より一層釣りが面白くなるはずです^^v
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