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『旧市町村日誌』 51 滞在と再開 文・写真 仁科勝介(かつお)
9月2日(月)
台風でしばらく休んでいた旅も、今日から再開しました。約一週間、岐阜市で過ごしましたが、こんなにも滞在したことはなかったし、ふつうに過ごしたおかげで、町ももっと好きになりました。
岐阜市に住んでいる大学の同級生が教えてくれたことですが、岐阜市は一世帯あたりの喫茶代が日本一です。調べてみたら確かにその通りで、2024年で4年連続一位でした。ぼくも滞在中に喫茶店へ行きましたし、たとえば喫茶店以外にも、パン屋なのにお酒が呑めたり、表通りではなく裏から入るパン屋があったり、ひと工夫あるお店が多くてワクワクしました。裏から入るパン屋さんは、表通りには何の看板もないんですよね。そんなことある? と思ったけれど、そんなことあるのが岐阜市なのだなあと。こういう出会いはほんの一部なのだと思います。図書館の「みんなの森」もすごく良かったし、たぶん岐阜市は大きな都市に隠れて、のびのび健やかに育っていくのだと思います。
さて、旅は岐阜県を軸にしつつも、愛知県や長野県も視界に入れながら進んでいきます。ひとつの県に絞って巡っていくのがわかりやすいけれど、大局から見て、ルートを選びたいです。
まだしばらく暑そうだけれど、実家に預けている冬用の衣類をそろそろ手にしておかないと、朝晩は寒くなる気もしています。一年前の今頃は北海道を訪れていましたし。
ほかには、休みの間に変えたルーティーンがいくつかあって、やっぱり自分にとってはこの一週間が大きかった、とあとから振り返れるようにしなきゃダメな一週間だった、と思っています。
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仁科勝介(かつお)
1996年生まれ、岡山県倉敷市出身。広島大学経済学部卒。
2018年3月に市町村一周の旅を始め、
2020年1月に全1741の市町村巡りを達成。
2023年4月から旧市町村一周の旅に出る。
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