『旧市町村日誌』10 関東地方 文・写真 仁科勝介(かつお)
6/20(火)晴れ
常陸太田市を巡ることができたことで、茨城県の旅も確実にゴールが見えた。もちろん、油断せずに進める必要があるけれど、まずは関東地方の旅を終えられることは、素直にうれしい。イメージ的にはもう1ヶ月早く関東を巡れるかなと思っていたけれど、そこまで甘くはなかった。でも、ペースは掴めたし、自然体でいい。あとは、集中力を持って取り組んでいくことだ。体力もついてきた。巡っている以外の時間もとても大事である。
6/21(水)晴れのち曇り
予定通り、無事に日立市を巡ることができて、ようやく茨城県、そしてこれで関東地方の旅が終わった。まずは率直に、おつかれさまの言葉と、長かったなあという気持ちを、迎え入れよう。そして、旅の進捗率がまだ12%であることから目をそらさず、少しずつ少しずつ、進んでいくことを、心に受け入れよう。
それにしても、出発からすでに76日経っていることに驚いてしまう。この調子だと、100日も、その先もあっという間だろうな。今が暑すぎないということもあるが、旅を続ける体力も戻ってきた。だから、ここから先は、自分なりのいいペースで進めるようにがんばろう。横着しているかどうかは、外から見たらわかりにくいけれど、自分自身がいちばんわかるから。
とにかく、今のところ、この旅は自分の心次第だ。一歩ずつね。
仁科勝介(かつお)
1996年生まれ、岡山県倉敷市出身。広島大学経済学部卒。
2018年3月に市町村一周の旅を始め、
2020年1月に全1741の市町村巡りを達成。
2023年4月から旧市町村一周の旅に出る。
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