子供の夢のみつけかた
こどもには、自分が思い描く夢に向かって進んで欲しい。
そう考えている親は僕だけではないだろう。
でも夢ってちゃんと見つかるのだろーか?
自分も含めてさまざまな大人に問いかけてみる。
あなたの夢って何でした?
子供の時の夢を思い返して考えてみると、それが本当に「夢」とよんでよいものなのか自信が持てない。
それは「夢」ではなく、あくまでそのときの「目標」にすぎなかったのではないか。
「目標」であるから、そこに向かう覚悟というか、情熱というか、そこまでのモノがない。だからその当時の夢は叶っていないし、今ではもうそれは夢ではない。
「夢を描く」って意外と難しいんじゃないの?
僕はふとそう思った。
子供が勝手に「夢を描く」と考えるのはあまり良くないのでは?
成功事例としては、有名サッカー選手や野球選手に、小学校の時から夢を現実的に追ってきた人が何人かいるが、自発的にその軌道に乗れるのは確率論的には低く、スポーツ選手に限らず、どこかの業界で「いつか我が子もさまざまな人の役に立つような存在に」といった思いをもつのであれば、可能な限り親がバックアップしていってやりたいものだ。
さて、本題にもどろう。
突発的に「夢」が出てこないとなった場合、どうすればいいか?
これはきっと自分に置き換えてあげればよいのではないだろうか。
僕の夢は何だろう。
既に大人になってしまっている僕でも夢というものを描いてもいいだろう。
その方が僕自身の人生が楽しくなる。
さすがに、職業的なものでは制約がかかりすぎるから、ざっくりとしたイメージの夢を作ってみよう。
ん?
職業的なものでは制約がかかる??
ここで何となく腹に落ちた。
「夢」=「職業」
とするから、違和感が出てくるんだ。
子供の職業体験。みたいなものがあるが、
将来の夢は?
・警察官
・サッカー選手
・医者
みたいな、職業自体を夢として捉えてしまうことが違和感の根源。
子供がそう言うのは全然良いことだが、親がそれを表層的に解釈をしてはいけないのではないか?といった疑念から違和感があったんだと思う。
なりたい職業ってすぐ変わる。
これからは職業の定義自体が変わってくる可能性があるし、その職業について、どういう自分を実現したいのか。その職業について、で、どうするの?といったところが職業名だけでは見えない。
芦田愛菜ちゃんの将来の夢は「薬剤師」から「病理医」になったようで、具体的な職業イメージが変化している。
きっと「本当の自分の夢」を追っている最中の現象なんだと思う。
夢のみつけかた = 好奇心 + 学び(知識量) + きっかけ
この量が多いほど、自分を活かせる可能性の高い環境を見つけ、やりがいのある仕事に向かっていけるんだろうと思う。
結論からすると、「夢」ってその時々の「ワクワクが溢れ出る源泉となるような目標」という捉え方がしっくりくる。
だから、夢が叶っても次の夢が出てくるし、夢が叶わなくても、落ち込まずに違ったカタチでまた進めばいいじゃない。
ってできる。
子供に「夢ってなに?」って聞かれた時に、
「あなたは何になりたいの?」
ではなく、
「夢っていうのは、君がワクワクするような目標だよ。君には夢がいくつあるかな?」
と返答してやりたいと思う。
いつのまにか、「夢」という概念を僕が勝手に変に作りこんでいたようだ。
表題のものとは論点がズレてしまったが、夢を見つけるなら、ワクワクするものを沢山見つけてトライ&エラーを繰り返す経験をやりまくることが近道となるんだろう。
さまざまな分野の経験をさせる必要がある。親の僕らは大変だね。