外資系企業に入社したらこんなPCが届いた
英語配列のキーボードがついたPCを渡されて、渡されたPCで日本語表記できなくても、日本の電源プラグと異なった形状のPCを渡されても動じてはいけない!
外資IT企業に勤めているふーです。
前回英語を学ぶモチベーションについて投稿したら皆さんの反応が非常に良かったので、今日も外資系での日常生活とそれにまつわるいくつかの英単語などをちょっと書いてみようと思います。
転職をすると新しい会社でのオリエンテーション(最近ではオンボーディング = On Boardingという言葉もよく聞くようになりました)の中でだいたいPCの提供と初期設定について説明があります。いま勤めている会社に入社したのは約3年前なのでビフォーコロナではありましたが、本当に大変でした。
内定後に人事の採用担当から連絡があり『初日はシンガポールで行うのでシンガポールに飛んでくれ。当然費用はうちで負担するから』と言われ、意気揚々としてシンガポールに出張しました。時差も少ないし、東京とシンガポールは直行便もあるし、食べ物もおいしいし。わくわく!入社日にオフィスについて、きれいで先進的なオフィスに超モチベーションあがりました。オリエンテーションが始まる前は。。。
オリエンテーション中にIT部門のお兄さんたちがやってきて、当日入社した社員へのPCの貸与がありました。そしたら、こんなPCを渡されました。キーボードが英語配列。なんとかログインしたら、英語しか表示されない。そしてシンガポールでしか使えない電源プラグ。。。
どういうこと????????
勇気を振り絞って情報システム部のお兄さんに『私は日本から来ました。日本に戻ってこのPCを使うためには日本で使える電源プラグが必要です。どうしたらいいんでしょうか?』と質問したら、、、
『日本で変換プラグを買って、個別に経費精算してね。ニコリ』
げーーーーーーーーーーーー!シンガポールで集中購買・設定しているので日本用にカスタマイズはされていないそうです。がびーん。ひどすぎる。(泣)と考えてしまうのが日本人です。Optimize(最適化)されているので、利用人数の少ない日本人の分なんて用意してくれないのです。
外資系でも日本オフィスの従業員数が多い企業であれば、こんな目にあわなくても良いと思います。英語配列キーボードは外資系企業あるあるなので、私も初めてではありませんでした(これはすぐに慣れます)。
しかしながらー、Microsoft Officeの日本語パックを自らPCにインストールするのは初めての体験でした。
このような記事などを参考にしてインストールすれば良いので簡単でした(でも面倒くさい。。。)。まあ良い勉強になりました。そして過去に働いていた会社の情報システム部の方々への感謝の気持ちでいっぱいになりました。
さらにー、海外でしか使えない電源プラグが出てきた会社は初めてでした。
こっちのほうが面倒くさかったです。街の電気やさんにいって変換プラグ購入+経費精算(新入社員だから経費精算方法に慣れていない。。。)という2つのタスクを完了しなければいけなかったから。
このオリエンテーションでの出来事、特に3口の電源プラグがでてきたくだりは友達(日系・外資系企業勤務どちらでも)とお酒を飲む際のネタとしては最高でした。さらにこの企業で働くうえで大切なスキルというかマインドセットを学びました。Resilience(レジリエンス:『逆境や葛藤、失敗はもちろんのこと責任の増加のような前向きな責任にも耐えられる能力、それらを跳ね返して回復できる能力』)です。
そうです!外資系企業で働くために一番必要なスキルはレジリエンス。3口の電源プラグが出てきたくらいのことでメゲてはいけないのです。ちょっとのことではめげず、その状況を笑い飛ばし、自ら解決していく力が必要なのです。レジリエンス、レジリエンス!でもちょっと疲れる~。