未来の双子のお母さんへ

私は都内で双子を育てています。先日、メディアの取材を受けたものが報道されました。NHK・WEB版は、記者会見前から取材をしていただき、丁寧に紡いでくださいました。東京新聞・東京すくすくは、記者会見でのメッセージを全文掲載してくださいました。

カメラにむかって辛かった日々を吐露し、強い言葉を使って支援を訴えました。反応の多くは励ましや改善にむけてのエールでしたが、子どもを心配してくださる声も多く届きました。ありがとうございます。

会見に先立ち、子どもの前でネガティブな発言をするリスクは、夫婦で十分に話し合いました。まさにそれが虐待かもしれない。と。
しかし、今もきっと双子育児の限界の縁で泣いている人がいる。今夜にも悲しい事件が繰り返されたら。そして、もしも我が子が双子を産んだら。という問いが揃った時、私たちの心は決まりました。

多くの多胎児家庭がそうであるように、私たちの子どもも、夫婦で望み授かり、男女かを選べないように双子で産まれました。そして産まれた瞬間から、私たちの人生の中でかけがえの無いものとなり、なによりも大切にしています。どんな時もふたりと真剣に向き合い、守っていきます。

私たち夫婦にできることはわずかですが、この経験が小さくとも確かな踏台となることを願っています。

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