タイミング療法って必要ですか?
妊活、不妊治療を始めるにあたって最初の治療とされるのが
タイミング療法ですよね。
このタイミング療法というのは
血液検査、尿検査、内診によって排卵の時期を予測し
排卵日前から排卵後にかけて性交渉を行い妊娠率を高めるというものです。
ですがこのタイミング療法って本当に必要だと思いますか?
実際に現代の医学では本当に排卵しているのかどうか
排卵していても卵管採によって卵子がキャッチされ卵管に向かっているかどうか
というのは分かりません。
あくまでも卵巣の状態や血液検査、基礎体温などによって排卵していただろう
ということしかわかりません。
そのため大切なことは積極的な性生活を送りながら
排卵日に近いタイミングで性交渉が行えていたということです。
当院に治療に来られている患者さんには初回のカウンセリング時に
結婚当初の性交回数と最近1ヶ月間の性交回数を問診票に記入していただいています。
そこからわかることは、子どもが欲しいと願っているのも関わらず
性交渉はタイミング指導のあった日だけ、もしくは多くても月2〜3回と
少ない回数になってしまっています。
もちろん妊活を始めた時はそうではなかったかもしれません。
ですが、妊活を続けていく上で自然妊娠の確率を上げるためにも
2日に1回や3日に1回といった性交渉の頻度は重要になります。
さらには積極的な夫婦生活によってもたらされるのは自然妊娠以外にも
子宮内膜の厚みの増幅や機械的刺激による子宮の柔軟性など
妊活を進める上で大切な要素が含まれています。
「タイミング療法って必要ですか?」というタイトルに込めた想いは
タイミング療法そのものが間違っている、必要ないと言いいたいわけではなく
自然な夫婦生活の中で排卵時も性交渉が行えるという認識を持ってもらいたい
そんな想いからこのタイトルにしてみました。
そんな妊活を目指してみてはいかがでしょうか?