エンジニア未経験でプリセールスエンジニアに挑戦すると
この記事はbellFace Advent Calendar 2021の10日目の記事です。
もうみなさんは、9日目の田中たけしさんの記事はご覧になられましたか?田中たけしさんはEMの魅力に取りつかれているみたいですね!素敵です!
どんな魅力なのか気になる方は、是非記事をご覧ください!
自己紹介
はじめまして、ベルフェイス株式会社でプリセールスエンジニアとして
働いているFutagawa Koki(双川 皓紀)です。
まずは最初に私がどんな人間なのか、どんなことをしてきたのかを
紹介させてください。
私は2020年に新卒2期生としてベルフェイス株式会社に入社しています。
もう、遠い昔のことのように感じます笑
新卒時の入社経緯は下記の記事をご覧ください。
双川のちょっと特殊なキャリアパス
私は最初からプリセールスエンジニアとして
ベルフェイスへ入社した訳ではなく、
インサイドセールス→新卒採用担当→プリセールスエンジニアとちょっと?特殊なキャリアパスを歩んでいます。
本投稿をしているnoteには、なぜ人事として新卒採用担当を選んだのか
書いているので気になった方はご覧ください。
なぜこのようなキャリアパスになったのかというと、
最初のインサイドセールスは営業という職種理解とプロダクト理解のため、当時の新卒は皆経験していました。
そこから半年を経て本配属となったのがHRの新卒採用担当でした。
新卒採用での会社紹介や面接に慣れてきた頃、
全社的に開発部門の採用に注力するために、人手が足りなく「誰かいないか!?」となったタイミングで、
リクルーターの中でも情報系大学出身で多少がITに知見があることもあり、「中途採用をしてみないか?」というお誘いがあり、快諾しました。
しかし、中途採用担当としてオンボーディングを受けてる最中に、
「開発側のリソースが足りない!猫の手でも借りたい状態なんだ!誰かいないか!?」となり、
「おや?この流れどっかで見たぞ」となっていました笑
そして、「素質があってやる気がある人材はいないのか?」ということで、私に白羽の矢が立ちましたとさ。
そこから今の上司にあたる方と面談をし、元々ベルフェイスは新卒採用では開発側での採用は行わないと聞いていたので、
「諦めていたエンジニアへの道をチャンスがあるなら挑戦してみたいです!」と意思を伝え、
2021年の4月にプリセールスエンジニアチームへ正式異動しました。
今はどんな仕事をしてるのか
なので今はプリセールスエンジニアをしています。
ですが、プリセールスエンジニアという職種は、聞き馴染みがない方が多いと思います。
インターネットで検索すると色々記事は出てきますが、ベルフェイスのプリセールスエンジニアがどんな仕事をしているかというと、
下記を主な業務としています。
エンタープライズ企業向けに、セールス担当と共に商談から同席し、プロダクトの機能開発方針の説明や導入障壁に関する回答、提案の実施
お客様のご要望をヒアリングし、事業成長につながる的確な優先順位付けをした上でエンジニア組織へフィードバックする
セールス組織とエンジニア組織の架け橋となる役割を担い、全社的なコミュニケーションの活性化及びプロダクトフィードバック文化の醸成
ちょっとイメージつかないと思うので、もう少しブレイクダウンして、
実際の業務内容を紹介します。
プリセールスエンジニア業務について
チームとしての業務
プリセールスエンジニアチームは現在、私と上司の2名が運命共同体として、上司がメインでガンガン動き、私が裏から支えるような動きをしています。
実際の例としては、エンタープライズ企業との商談の中で出てくる、
技術的な質疑は上司が担当し、お客様との連絡や、
その中で発生した課題の管理などを私が担当しています。
他にも、
お客様から出た要望を整理し優先度を決め、プロダクトに取り込めるか否かを判断する会を開催していたり
実際に開発に踏み切ることになった内容に関して、お客様と営業担当と開発担当と密にコミュニケーションを取りながら、リリースまで伴走したり
組織が縦割りになることで生じる、様々な認識齟齬をなくすために、いろんなチームと普段から会話していたりします
ベルフェイス組織全体からみると、遊撃隊のように様々なチームに突撃するご相談させていただく機会が多いです笑
突撃しすぎたおかげか、2021年四半期MVPとして、私と上司がふたりとも表彰された瞬間は、本当に嬉しかったです。
個人としての業務
ここからは個人の業務にフォーカスしてお話したいと思います。
私はエンジニア経験がなく、技術的な業務はできないので、そこは上司に任せつつ、自分ができることは何でもやるスタンスで動いてます。
実際にやっていることを書き出してみると
プリセールスエンジニアチーム全体のタスク管理
自チームが関わっている案件の情報をドキュメンテーションし、関係各所へ適切な情報共有
Slackをパトロールし、各部門の動きにアンテナを張り、先手を打てるようにする
やっている事自体はそんなに大したことではないですが、数百人規模の組織の中で横断的に動き、何かを推進させようと思ったら、パワーは求められるものの、非常に必要なアクションだと思っています。
課題と乗り越え方
ここでは、プリセールスエンジニアの業務を行う上でぶつかった課題と、
どうやって乗り越えたのかお話します。
エンジニア未経験の壁
結論としては、エンジニア経験が必要となる業務は全部、上司に任せようと意思決定しました。(ここは一朝一夕で、解決できる問題ではないですね)
一応、大学では情報工学科を卒業しているので、一般人に毛が生えた程度のIT知識がありますが、実務ではほとんど役に立たないです。
(みなさんの「そりゃそうだ」って声が聞こえてきます笑)
日々の業務での中では、技術的な会話が約3割くらいはあるので、最初は苦労しました。
例「Hotfixとしてreleaseへ直接マージして、デプロイ後にrevertして再デプロイしますー」(当時は何するのか全然わかりませんでした)
単語の意味はわからないですが、音として認識してとりあえずメモを取り、後で上司や同僚に質問したり、ネットで調べたり、社内のドキュメントを漁り、ドキュメントの作成者に直接聞きに行ったりしていました。
皆さん嫌な顔せず教えていただけたので、ありがたかったです。
こうやって振り返ってみると、第2言語の学習方法に近いかもですね!
まだ壁にぶつかることも多いですが、壊すのではなく、
壁に寄り掛って休憩しようくらいの気持ちで向き合うようになってから、
かなり楽になりました。
横断的な組織連携の難しさ
プリセールスエンジニアの業務上、セールス組織とエンジニア組織の間で横断的に業務を行うことが必須となります。
その中で各組織独自のカルチャーや認識齟齬などが、組織連携の障壁になることがあります。
実例としては以下です。
開発中の機能仕様に関しての認識齟齬
導入を推進する上でのマイルストーンの認識齟齬
各組織でドキュメンテーションに使用しているサービスが異なり、双方向に見れる情報が限定的
上記の認識齟齬の問題に関しては、単純にコミュニケーション不足が原因なことが多かったです。
なので普段から業務以外でも他部門とのうざ絡み交流は大事にしています。
別組織なのである程度の情報量に差があるのは仕方ないですが、
大事なのは情報が必要なタイミングに、情報までの導線が分かっていることだと思っています。
最近では社内の情報もNotionに移行中なので、
社内の情報流通に関しては改善されているのを感じています。
チームのリソース不足
チームが2名しかいないので、リソース不足も深刻です。
担当する企業様が増えたり、上司が他プロジェクトのEMを兼務したりなどで、リソースが圧迫されると大体なにかのタスクが漏れます笑
(人間、余裕がないと正常な判断ができないので、いつも苦しい時でも笑ってますが、実際は笑い事ではないです。いやほんとに、、。)
解決方法は大きく分けて2つあると思っています。
他チームのリソースを借りる
自チームのリソースを増やす
前者を主な手段としています。社内には心強い味方が多いですからね!!
いつもいろんな部署にお願いばかりしているので、社内の方々はプリセールスエンジニアチームから連絡が来ると、何かを察すると思います。
本当いつもありがとうございます。
こんな感じで課題は山積みですが、いつも楽しく働けているのは、
心強い仲間と素敵なプロダクトがあるからだと思っています。
そろそろ、プリセールスエンジニアチームも人を増やしたいです!!ってことで、恒例のコンテンツです!
WE ARE HIRING !!
ベルフェイスではプロダクトやシステムのメンバーを引き続き積極採用しています。
私が所属するプリセールスエンジニアチームも「Technical Account Engineer」という名称で募集しております!
その他の採用ポジションは、こちらをご覧ください!!
カジュアル面談
Meety というプラットフォーム上で、実際の社員とのカジュアル面談の受付もしております(私はいません)
私個人に興味を持っていただけた方は、TwitterかFacebookからご連絡ください!
WHO'S NEXT ??
明日はbellFace Advent Calendar 2021の11日目になります!
ベルフェイスではフルリモートで働くパパ・ママワーカーの方も多く、会議中にお子さんが顔出す機会もあったりするのでほっこりしています。
明日はSales Data Platform Developmentチームのフルリモートパパワーカー是永さんの投稿になります!仕事と家事・育児の両立する中での苦悩と工夫のお話楽しみですね!!