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オランダ(アムステルフェーン・アムステルダム)での現地幼稚園(ピューター)・保育園の探し方と申し込み方

今回は現地の保育園、幼稚園の探し方や申し込み方をご紹介します。


【事前豆知識】保育園?ピューター(幼稚園)?学童?知っておきたい保育事情(KDV・PO/HDO・BSO)

小学校と現地の保育園・幼稚園・学童保育の事業者がパートナーとして提携をしているケースが多いことと、以下言葉については前記事でご紹介しました。

保育園・・Kinderdagverblijf(KDV)
                   (英訳:daycare) 

•幼稚園・・Peuteropvang(PO/HDO)
                     
(英訳:Preschool Half daycare) 
※ピューターと呼ばれています。Peuterspeelzaal(PSZ)と記載されていることもあります。

•学童保育・・Buitenschoolse opvang(BSO)
(英訳:After-school care

こどもは4歳から学校に通いだすので(5歳からは義務になります)、共働き(通学中も含む)の家庭でこどもを長時間預けたいという場合、一般的には0~4歳の誕生日までは保育園に相当するKinderdagverblijf(KDV) (英訳:daycare) に通って、4歳の誕生日を過ぎたら、学校+学童に通うことになります。

共働きでないと保育園に預けられないといういう訳ではありません。ただ、方働きだと保育園を選んだ場合、通常行政からの補助が出ないので、その分高額になると思っていただけたらと思います。

日中どちらか親が家にいるなどで、保育園ではなく幼稚園に相当するピューター Peuteropvang(PO/HDO)(英訳:Preschool又はHalf daycare)を希望する場合は、2~4歳の誕生日まで通常通わせることができます。

海外赴任で来て夫婦のどちかが仕事をしていない家庭は、現地保育であれば、まずPeuteropvang(PO/HDO)を選ばれているかと思います。ピューターは週2~で、半日保育(保育時間は施設により異なります)になり、学校のスケジュールと連動した年間40週間の契約になります。

条件を満たす方なら、一週間あたりの決められた時間までは行政からの補助で安くなります。(アムステルダムとアムステルフェーンで補助の時間範囲は異なります。)

学校の休日スケジュールは日本と異なりますし、オランダは地域によって休みがずれています。以下、政府のリンクから休日の予定を確認ができます。Overview of school holiday dates per academic year | School holidays | Government.nl

また、DigiD(オランダ政府が提供する、行政のオンラインサービスへのアクセスを可能にするシステム)の登録がまだであれば、早めにしておくほうが良いです。園への申込が決まったら、所得証明書の発行で必要になるためです。(働いていなくても)

アムステルフェーン市の幼稚園(ピューター)/保育園の探し方

アムステルフェーン市のHP内の(https://www.amstelveen.nl/uw-peuter-aanmelden-voor-voorschoolse-opvang)のページに教育と保育に関する情報が記載されています。多言語対応していますが、園の名前も変換されてしまっているので、園の名前はオランダ語で確認下さい。

Toddler programmesというものがあり、こどもが2.5歳~4歳で条件を満たす場合は最低7時間~最高11時間/週の保育に対して補助が適用されるようになっています。

GGD(市の保健所のような機関)によって言葉等発達の遅れを確認されている場合は、就学前のサポートとしてVVE(Early childhood education)を受けることができるので、補助の対象が16~16.5時間/週になり、その分保育料が安くなります。

アムステルダム市の幼稚園(ピューター)/保育園の探し方

アムステルダム市のHP内のPreschool and early childhood education - City of Amsterdamのページに情報が記載されています。アムステルフェーンと大きくは変わらないと思いますが、記載の通り、こどもが2歳~4歳で条件を満たす場合は16時間/週の保育に対して補助が適用されます。

アムステルダム市のSchool finder(Home, Schoolwijzer Amsterdam)のページのOpvang で幼稚園・保育園といったこどもの預け先が検索できますので、地図で近隣の施設を確認されるとわかりやすいです。

園の見学と申し込み


家の近所や評判により、気になる園のHPを見て、見学希望の連絡や申込希望の連絡をすれば大丈夫です。(園により申込⇒見学の順になる場所もあります。)
卒園後にもし現地小への入学を考えているのであれば、まずは第一希望の小学校のパートナーになっている保育事業者をあたると良いです。

園のHPにコンタクト用のフォームや連絡先が記載されているので、そちらから連絡すればよいですが、見学の日程連絡は電話でくることが多いです。

オランダ語はわからないし、英語での電話はちょっと・・ということであれば、オランダ語ができないことと電話は苦手なので英語でメールで連絡が欲しいことをコンタクト時に記載をしておくと、コミュニケーションがとりやすくなります。

電話で連絡が来た場合も、念のためConfirmation mail(確認メール)を送ってと依頼すれば、聞き間違いを防げるかと思います。また、コンタクトをしている園の名前の”オランダ語読み”の発音を事前に確認して頭に入れておくと、どこからの連絡かで慌てないので、意外と大切です。

申し込み後、園からPlacement offer(入園可能の連絡)が来て、承諾の上、契約書を取り交わして園から求められる必要書類を提出したら、通い始めることができます。

参考までにですが、入園に関してピューターから求められた提出書類は

契約書(口座情報を記入の上、電子契約で署名)

以下行政への申請用の3点の書類
①両親分の前年度の所得証明 (IB60)(income statement)
Mijn Belastingdienst(My tax authorities)からDigiDを使って発行します。(所得がなくても両親分必要)
②前年度の暫定または最終の所得税評価書の裏表コピーか、ない場合は過去3か月の給与明細書類のコピー
③VVE indicationの証明書類(対象者の場合のみ)

・園独自の記入書類(アレルギー、病気、好き嫌いを含むヒアリングシート)

でした。

当然ながら入園までにウェイティングがある場合もありますが、4歳になるタイミングで子供たちは抜けていきますので、日本のように4月でないと入りにくいということはありません。

ご家庭にあった園が見つかることを祈っています。






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