【風水体験記#22】助けてと言えない人の風水
こんにちは。常見多聞です。
今回は、あえて凶方位で寝ることを無意識的に選んでしまっていた人の風水鑑定の体験を記していきます。
女性の頑張り屋の社長さん
ある女性から風水鑑定の依頼がありました。
自宅とオフィス共にありまして、最初はオフィスに訪問しました。
オフィスは10人くらいの人が働いていました。
迎えてくれた女性社長さんは、とても愛想がよく、前向きに頑張っている、ということがよく感じられる方でした。
いい人なんだろうな、というのがよく伝わってきます。
しかし、なんとなくですが、オフィスで働いている社員さんのこちらに対する雰囲気が少し冷ややかに感じたのが気になりました。
財運に恵まれたオフィス
オフィスを中国伝統風水でみると、財運に大変恵まれたオフィスでした。
聞いてみると、業績もよく現時点ではしっかりと利益も出ていて、そこは問題ないとのことでした。
ただ、この企業の業界的に、先のことを考えると新しいことを取り入れていかないと、生き延びていくことはできない、と社長さんは感じているようで、そこに対する不安をよく話してくれました。
社長の本音
次に自宅に向かったのですが、自宅へ向かう道中で、社長さんが色々と話してくれました。
自分はこの業界で生き残っていくために、色々なことを考えて、社員の意見を聞いているのだけれども、誰も耳を傾けてくれない。
そんな感じの内容が多かったです。
それは大変ですね〜
と答えながらも、オフィスにいた社員の冷ややかな雰囲気を思い出しては、大変そうだな〜と感じていました。
自宅の寝る位置が大凶
さて、自宅に着き、早速中を拝見しました。
玄関は財運に吉
オフィス共々、社長さんは財運には恵まれているようです。
しかし、社長さんの寝ている位置が大凶でした。
ここでずっと寝ていると、体調を崩す日が来るか、トラブルなどが多くなるだろうと思いました。
また、中国伝統風水の知識に基づく、想定される病の種類や起きやすいトラブルなどについ解説話すると、、、
実は昨年手術をしたんです
とのこと。
その時もこの場所でで寝ていたそうです。
社長さんは結婚はしていなくて、一人で暮らしており、旦那さんがいた頃は別の家に住んでいたけれども、
離婚してからこの家に引越し、しばらくしてからこの場所で寝るようになったそうです。
元旦那さんは別の仕事をしていて、
結婚していた頃からいまの会社の女性社長として働いていたそうです。
私は、#20でも書いてきたように、
この社長さんが、離婚してから吸い込まれるように、今の大凶の寝る位置に移動してきているかのように、運命的なものを感じました。
そして、気さくに頑張っているような雰囲気と、社員の冷ややかな雰囲気。
よくみると、オフィスの風水の和合運はいくつかポイントをはずしていて、凶現象が起きてもおかしくない。
その他にもあるのですが(ここでは伏せますが)
なんにせよ、ここではこれらを総合して、
ある仮説を社長さんに話しました。
助けてと言えない人
おそるおそる社長さんへ聞いてみます。
(以下長文のセリフです)
「あのーもしかして、社長さんは、
自分の仕事のことを理解してくれる人がそばにいなくて、社員もついてこないので、
本当は誰かに助けて欲しいのだけれども、それが言えなくて苦しんでるのではないですか?
結婚されれいた頃は、旦那さんに愚痴をこぼしたり、相談することは出来たけど、
離婚してからはそれが出来なくなって
この家に引っ越してから、吸い込まれるように大凶の場所で寝ているように思えるんです。
この場所で寝ることで、昨年手術をしたというのは、中国伝統風水では納得の出来事です。
財運に恵まれた運の良い社長さんが、わざわざ、無意識的に病になるような場所で寝るというのは、何か無意識的な理由を感じます。
おそらく、自分が苦労している姿を見せることで、助けてと言えない自分を助けて欲しいと、そう無意識は思ってこの場所を選んだのかもしれない。
これはきっと、助けてと言うために病になったのかもしれない、と思うのですが、、、」
ここまで話すと、社長さんはポロポロと我慢していた涙を一気に流して、
そうかもしれない、確かに私は一人で孤独で、誰も経営について理解してくれないから、ついてこない社員の中で空回りしているような気分をずっと味わってきた。どうしたらいいのかも分からず、ずっと今日まで来ました。
とのことでした。
まずは、健康が大事なので、寝る位置の変更と工夫を伝え、
オフィスの風水も和合運の改善を提案しました。
今回のようなケースは、時々出会います。
#7でも書きましたが、
何かの心理的無意識的要因と中国伝統風水が連鎖しながら、現象を起こしていく。
不思議なことです。
少しずつ改善へ
今回のことから社長さんの意識も変わり、少しずつ変化が起きているようです。
元々、社長さんの性格もあったり、
ベテランの男性社員が、女性の社長を下に見ている、という側面があるようで、一発解決にはならなくとも、明らかに前向きな方向へ変化をして、やりがいを感じるようになっているそうです。
しばらくして、再訪問した時は、
社長さん以外にもう一人部長さんが迎えてくれて
理解者も現れた様子が伺えました。
こういう変化を目にすると、私もやってきて良かったという気持ちになります。
良いことがときた時より、悪いことが起きた時の方が、圧倒的に連絡が来ることが多い職業ですので、、、(笑)
では、また🫡
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