【風水体験記#55】観葉植物は本当に有効なのか?
こんにちは。常見多聞です。
風水というと、観葉植物を活用することをイメージされてしまうことがあります。
今回は、中国伝統風水と日本のメディアによって誤解された観葉植物について、私の鑑定の体験記も添えて、書いてみたいと思います。
大切な前提
大切な前提が2つあります
まず1つ目は、
#0でも触れているように
このnoteの記事は忖度せずに率直に書いていきます。
そして2つ目ですが、
以前も書いてきていますが、
日本のメディアで言われている風水は
中国伝統風水とは明らかに別次元の
大衆向けのマーケティングであるということです。
こんなのに引っかかるのもどうかと思いますが、、、
◯◯運を上げるという嘘
観葉植物で金運アップとか、仕事アップとか、恋愛運アップとか、中国伝統風水ではあり得ません。
専門知識の理論ではそういった短絡的なものは存在しません。
理論的根拠がないのです。
願掛け的な根拠はあったとしても、
それは中国伝統風水ではありません。
願掛け的なものほど、専門知識がない方はわかりやすく感じますが、そこで何かおかしいと思わなければなりません。
神社などに2本の木が1本の木に交わっていると縁結びの木ということがあります。
これ自体が悪いとかではなく、私もこういうの好きですし、何か想いを馳せますが、こういった願掛け的なものと風水を混同するのは、愚かな行為です。
最初から風水と言わずにご利益といって観葉植物を使えばいいわけです。
それは風水というよりは、
もっと別の心理作用的なものです。
気分が良くなるから風水に良いという嘘
植物は私たちの心を癒して豊かにしてくれます。
私も大好きです。
しかし、それとこれとは別の話で、中国伝統風水とは無関係です。
それはここでも既に書いてきました。
「悪い気を吸う」という嘘
植物に光合成があり、呼吸をしていて、酸素や二酸化炭素の出し入れをしていることも確かですが、
だからといって風水の悪い気を吸ってくれているとか、そういうことはありません。
全く別次元で起きていることで、
呼吸のような空気的な流れだけで、中国伝統風水の凶の気はなくなりません。
中国伝統風水では、悪い気を吸ってくれるもの使う手法は一部存在しますが、
日本国内の書籍には記されてはいません。
そんな簡単に判断できるものじゃないですし、
その手法や流派が正式に日本には入ってきてはいないからです。
こちらから研究して、情報をつかんだ者でないとわからない情報です。
◯◯の気をもたらすという嘘
巧妙な嘘というのは、虚実が混じっています。
例えば、風水における観葉植物について説明しているあるウェブサイトで、
風水で扱う「五行」という気に触れ
と説明していたりしました。
中国伝統風水では確かに五行は大切な気の概念で多用しますが、
それぞれの五行にこれらの意味合いはあっても、これらの五行に関するものを置けば、直接的にその運や意味合いを上げるわけではありません。
そういう単純な1対1で結びつけるのは、
例えば料理のレシピの説明の際に
塩は塩分補給になります、塩を舐めましょう
と言っているようなもので、
そんな風に単純に直接とるのではなく
塩をどう調理したら美味しい料理になるのか?が料理の専門知識なはずです。
しかし、こうして虚実が混じると、だまされる人が増幅していくわけです。
五行の理論の嘘と本物を考える
中国伝統風水で五行の理論を扱うのは実際その通りなのですが、
木が植物で、木が発展を表すから、木の気である植物を置くというのは、先程も触れた通り、中国伝統風水ではあり得ません。
以前も#10で書きましたが、
中国伝統風水に三大流派があります。
八宅派、三元(玄空)派、三合派です
例えばハ宅派には八遊星というものがあり、各方位にそれらの星が来ています。
例えば「生気」という吉の八遊星は五行が木で、「五鬼」という凶の八遊星は五行が火です。
木を使うと木の生気を助けますが、火の五鬼も助けます。(五行の性質によるものです)
つまり、置く位置によっては、吉も凶も強くなるわけです。
生気や五鬼がそれぞれの意味を持ち、それが玄関なのか、寝室なのか、キッチンなのか、トイレなのか、収納スペースなのか、によって判断が異なり、対処も変わります。
その対処をする際に、考慮するのが五行で、それをどう連関されて気を回すかを考えて処置する時に、観葉植物を置くかどうかを検討します。
他の流派も、それぞれの星が来ており、それぞれの流派の手法に従って判断してから、五行をどう回すかを考えるので、
観葉植物を置けば、はい良くなります
みたいなことは、中国伝統風水では100%あり得ません。
それから、当たり前の話ですが
植木鉢に土が入っているならば、
その観葉植物は「木」だけでなく「土」の五行も持つことになります。
本来ならそれも考慮しないといけません。
山水の理論で考える
私が中国伝統風水の手法に基づいて、観葉植物を使うときは、
山(砂)と水の概念を使って、気の調整をする時です。
山(砂)にもいくつかあり
例えば、主だったものでは、
・青龍砂、白虎砂
・三元(玄空)派の山水
・三合派の砂と水
などがあります。
他にもあります。
また、元々は観葉植物でやものではないけど
代用として観葉植物を使うだけです。
何を理由にどこにどのように観葉植物を置くのかは、それぞれ全く変わってきます。
逆にいうと、置き方を間違えると、悪くなることも十分あり得ます。
専門的なので、わかりやすい説明はここでは出来ませんが、要はそんな単純に考えることはないです、ということです。
体験記
基本的に、観葉植物は悪さをしなければどこでも良いのです。
代替的措置として、私は使っているだけです。
例えば、あるオフィスの風水鑑定に訪問した時、
そのオフィス自体に財運の気が流れにくい状態であることがわかりました、
そこで、外から来る気の角度の調整とために
オフィスと入口の横に、その角度調整のために観葉植物を設置していただきました、
角度を測定して、ここまでの範囲で置いてみてください、と伝えました。
数ヶ月後に連絡があり、
早速売上が上がり始め、注文が後を経たない、と連絡があり
1年後には、過去最高売上となりました
とうれしいメールが届きました、
これは観葉植物が気の向きの調整に貢献しただけで、
その観葉植物に財運の意味があるとかではない、ということです。
観葉植物でなくても、気の角度の調整をしてくれものならば、なんでもいいのです。
他にも例は色々とあるのですが
またどこかで書いていきたいと思います。
では、また🫡
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