ドイツ語で読むドイツサッカー戦術書#05 コンパクトな守備とは
本ブログでは、私がドイツで買ったドイツサッカーの戦術の解説本を趣味の範疇で自分なりに翻訳・意訳し、独自の考察を加えたものです。
【はじめに】
「守備はコンパクトに!」「コンパクトに守ろう」など、よく聞く内容ではないでしょうか?
今回はコンパクトな守備についての根本的な考え方です。
>>スペースを不足させる目的は、敵がプレーできるスペースをできるだけ小さく保つこと。ディフェンスとして、相手の攻撃的なプレーを難しくさせること。<<
>>フィールド上の(攻撃側にとって)重要なスペースをコントロールできない場合は、最大限にコンパクトな守備をしたところでほとんど役に立たない。<<
【解釈】
これを読むと"コンパクトな守備"が目標ではなく、コンパクトにすることによって相手の重要なスペースで仕事をさせない、という解釈ができます。
さらに、コンパクトにしたところでそれが効果的でなければ意味がないという記述。
指導者の皆様は普段どのように指示や指導してらっしゃるのでしょうか。
また、ドイツで私がプレーしていた時は「コンパクトに守れ」よりも「ラインを上げろ(スライドしろ)」をよく言われた記憶がありますね。