ドイツ女子サッカー6部クラブの裏側QA(前編)
今回は「ドイツで女子サッカーしていた」というと、よく聞かれることをQ&A方式で紹介します。
箇条書きでなるべく簡潔に書きました。サクッと読んでいただけます。
ドイツ何部リーグ?
Landesliga /ドイツ6部。
(筆者の所属。クラブ全体はない)
どうやってクラブを探したか?また、どのように入った?
Google検索。 "街名 女子 サッカークラブ" のように。そこから自分の通える範囲の順にコンタクトを取ろうとHPに表示されている連絡先にメールを書き、まさかの一件目で決まる。(稀なケース)
選手は何人くらいいる?
女子(ユースではない)は1軍と2軍があり、私はセレクションせず2軍チームに所属。それぞれ30数人、20人程度。なんらかの事情で参加できていない、休み中の選手など含め合計60人弱だったと思う。
1軍と2軍で何が違う?
別チームのようなもの。監督も練習内容も違う。
グラウンドは芝?
当然。クラブは天然と人口の2種類保有しており、人口ピッチの方が私たちにとってはメイングラウンド。天然は男子がよく使ってたイメージ。
遅刻とかしたらどうなる?
基本的にグループチャットで随時言い合うが、事前に連絡さえあれば遅刻しても罰則特になし。仕事後、大学後に来る選手が多いのでなんら普通のことである。
知人のクラブは遅刻罰金2€とかだったらしい。(もっとリーグが上にはなるが)
監督やコーチ、関係性や上下関係は?
監督やコーチはタメ口OK。むしろ敬語使ったら変。ハグもするし、意見はいつでも言っていい。
選手同士の上下関係はドイツの文化的に一切ない。そもそも「何歳?」という質問はしない。個人的には、練習や試合時の準備や片付けは監督が積極的にやっていて驚いた。コーンやボールの運びなども含め。
派閥はあるのか?
ない。
新しい選手が~古い選手が~といったことも全くない。1軍と2軍ではあまり関わりがなく話さない選手もいるが基本的にマウントみたいなのは一切ない。女子なので特にあの子とこの子は仲いい、よく喋る、くらいの距離感はある。私の場合2軍は全員話せる距離感、1軍の選手が2人ほど親しくしてくれ試合中やロッカーでよく話した。陰湿ないじめもない。
人種差別はあるのか?
私の経験でない。が、住んでいる地域にかなり依存すると思う。
私は、クラブ史上初の日本人選手!ということでの入団になったものの個人的には差別を受けたことは一切なかったし、むしろとある場面で「えーっ!あなたって外国人だったの?」という会話があったくらいである。
後ほど、様々な地域出身ドイツ人と関わっていくなかで気付いたが、私のクラブは土地柄人の層がかなり良い(学歴高い層や金持ちが比較的多い)地域だったので、そういうことも起因しているのかもしれない。
続きは後編にて!