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自信の点をつないでいく

底辺中学から抜け出す「秘策」なるものは、そう簡単には手に入らない。

なので、とりあえず人の3倍努力思考を続けていたら、いつの間にか

学校の成績はほぼオール5になっていた。

併せて1年生からとある運動部でほぼ休みのない日々を送っており、

家、学校、部活でほぼ3年間が過ぎてしまった。

友達と遊びに行ったのは数えるほど。

そうしている間に同級生で少年院送りになった子がいたり、

校内で暴れる回数が増え、ニュースにもなるくらいだったりしたが、

自分自身が色々忙しいことで、周囲の雑音があまり気になっていなかった。

あっという間に3年生になった。

そしてとうとう進路を考える時期がやってきた。

名称未設定のデザイン (1)


迷わず、大好きになった英語を中心に学べる学校を受験することに決めていた。

先生が言うように、英語を使って世界を広げ、この狭い地域から抜けだそう

そう、夢を描いていた。

自分が飛行機へ乗っている姿を想像し、それを勉強のモチベーションにしていた。

私の住む地域では、公立高校へ受からない場合の滑り止め扱いとして

私立高校を受験した。

高校受験をするたいていは公立高校を受験するのだ。

わたしは、新設で英語特化コースが設けられた高校を受験しようと

決めた。そこは地域から離れた場所にあり、都道府県全域から受験

可能だった。

塾へは行かなかった。ひたすら自室に籠もって問題集に取り組んだ。

きっと非効率的な勉強方だったと思うが、納得いくまで準備をして

推薦試験に臨んだ。

結果、推薦試験には不合格だった。

が、後の一般試験には無事合格することができた。

晴れて底辺中学地域を抜け出して、新しい高校生活が始まった。



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