ブックカバーチャレンジ その4
私にふさわしいホテル 柚木麻子
(2012年 扶桑社)
中嶋朋子さんの番組にゲスト出演ということで、
ディレクターの林久美さんに本を貸して、
そのついでにサインをいただきました。
柚木麻子さんはほぼ全部読んでいますが、
最初に買ったこの本が一番印象深いです。
のちの「ランチのアッコちゃん」にも共通する
短編連作という形式もさることながら
何と言ってもこの本の装丁が素晴らしい。
軽やかでシンプル、巻かれた帯に書かれた豊崎社長の文も最高。
文庫でも、ましては電子書籍でも感じることができない
スマートな一冊だと思います。
表題の「私にふさわしいホテル」とは「山の上ホテル」のこと。
天丼いもやも、明治大学記念館も今はないけれど。
この時期の御茶ノ水の緑いっぱいな空間を想起しながら読むのもいいかもしれません。
・・・と思ったら、いもやの遺伝子を継ぐ「神田天丼家」が営業中、ということで
俺、この騒動が収束したら絶対行くんだとフラグを立てておきます。
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