
俳句
「私はね、新聞投稿してたのよ!書いてやるわ、あんたたちのこと」
怒ってます。
新聞投稿と言えば今Netflixでも話題の「阿修羅のごとく」夫も観てました。
でも、私は公共放送バージョンの崇拝者。許せない、夫が知った被りをしている。是枝監督のも良いよ、美しい。
でも!!
私の向田邦子は語らせない!!と、強い気持ちをぶつけるために、公共放送の通販で勉演出バージョンを購入してしまった。
ちょ、待って!と言わんばかりにそのことを夫に話すと、「また下らないものを買って」
いやいやいや、20年くらい欲しくて欲しくて、ずっと欲しかったから、いい理由なんだよと答えた。きっかけとはこんなもんだ。
しかし、まだ届かないのでフリーダイヤルで問い合わせをした。まだ入荷していない状態で、最悪、品が入らない可能性もあると言われた。なんか悲しかったけど、絶対送ってください。20年待ったんだよと心で泣いて、対応してくださった方にお礼を伝えた。
そして、
冒頭の文だが。もちろん阿修羅のごとくからの引用ではない。ある老婦人がキレてた。
えっ!聞いた瞬間…阿修羅のごとくやん!と、私だけ感動!!後でこっそり、邦子世代のその女性に質問することに成功した。
彼女はやはり新聞投稿経験者であった。投稿は俳句で行っていたらしい。どんな女の葛藤や喜び書いてたのかな✨今度見せてね、私も俳句書いてみるから、添削してねと約束した。
仕事柄、高齢の方と接することが多い。最近は、その作家が生きている時、一般の人はどう捉えていたのかをよく聞いている。昔のことは覚えていることが多い。
以前は、太宰治のリアルタイムファンにも出会ったことがある。感動しすぎて、色々お話した。太宰の自殺未遂の記事でさえ、すてきと感じていたとのこと。刹那だわと言ってた。シャレオツ。周りの方はさぞかし大変でしたことでしょう。恥の多い生涯を送って来ましたやーん!!
私の俳句はというと、2首書いてみた。
落ちついて 冷えた足を くるむ夜
若年の 思ひで語る 鏡越し