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ステップアップって。

先週の3連休に研修をうけました。その名も「家庭で生活スキルを教える簡単なガイド」。

https://www.yodobashi.com/product/100000001007674410/?gad1=&gad2=g&gad3=&gad4=705840110605&gad5=5753044584404690381&gad6=&gad_source=1&gclid=CjwKCAjw0t63BhAUEiwA5xP54Usk6klQCffLrk_QTY0RlKYwby2RURZgnQC3dSKMfA4tnHCW5P2hbBoCv7EQAvD_BwE&xfr=pla

ピラミッド教員コンサルタントオブジャパンさんの研修です。
研修をうけると毎回メラメラとやりたいとことが湧き出て来ます。あれもこれも教えたい!だけどスモールステップで。

障害児の母でありながら放デイの経営をしていると、家庭と事業所の境目が曖昧になることがよくあります。末子が混乱している様子もよく観察されます。その時に、母として振る舞うのか、支援員として振る舞うのか、判断に迷うことがよくあります。現状は現場をよく見てくれているスタッフのおかげで、母を求めていたとしても、求めていた反応が母以外からも得られるということを学んでいる末子です。私は私で、今この関わりが必要だ!と思えるお子様の支援に関わることができて幸せです。母なのか支援者なのか、最重度知的障害児の末子としては判断が難しいのだろうなということは痛感しています。私自信も母として接しているのか、支援者として接しているのか、狭間が曖昧です。

突然ですが、日曜の夜なので酔っ払っています!
その上で書きたいことを書こうと思います。
(素面ではなかなか表現できないことなので、お気に触るなら酔っ払いの戯言と笑い飛ばしていただけるとありがたいです。)

運動会の時期が近づくにつれ思い出すのが「母親が厳しく育てていないせいでこの子は社会にルールがあるということが理解できていない。」「クリニックでやれることは限られている。お母さんが厳しく育てて世の中にはルールがあるということを教えてくれないと、こちらでは教えることができない」という言葉です。勝ち負けを意識せずトラックを走っているという相談をしたときでした。
これらの言葉を言われた時は眠れなくなり、旦那にこの話ができるようになったのも3ヶ月くらい経ってからでした。(あまりにも辛いことがあると旦那にさえ話すことが難しくなります、、。)
私は(故)佐々木正美先生が大好きです。あまやかして子供を育てようという考えが本当に好きで、上二人も甘えてくる間は存分に甘やかして育てました。末子が障害児だからといって急に教育方針を替えるのは腑に落ちず、「できるようになるまで待つよ」というスタンスで子供に接しています。
現時点で甘やかして育てた弊害というのはあまり感じてはいないのですが、子育ての成否が問われるのは子供が成人してから。あと数年暖かく見守りたいと思っています。
そして、運動会であろうとなんであろうと、勝ち負けに拘らない人間がいても良いのではないかと思っています。私自身は若い頃は負けず嫌いだったけれど、「一位になったからって。。」という気持ちにも充分共感できます。誰かに負けたくないという気持ちも立派だし尊いけれど、誰にも勝たなくて良いという気持ちも尊重できるような優しい社会であってくれたら良いなと思います。

どういう行動を取るのが子供のためになるのか。
様々な視点があるし、一概に何が正解かとは言えない世界です。だれもが関わっているお子さんの成長を一番に考えているのは間違いがないと思います。
でも、それでも、良かれと思って言われた言葉だと理解していていも、受け入れるのが難しい言葉があるっていうことは理解してもらいたい。そして、それは私が今は支援者としていろいろな言葉を保護者にかけているけれど、常に自戒をしているところでもあります。
正しいからといって何をいってもいいわけではない。
正論じゃんっと言われると反論できなくなってしまうけれど、正論以外にも議論の余地はあるってこと、忘れずにいたいと思います。そして、正論ほど恐ろしいことばはないってことも。

話は変わりますが、私の事業理念に共感して、将来の展望まであつく語っていてくれた児発管がやむを得ない事情で退職することになりました。入職して数ヶ月での退職。仕方がないこととは言え、利用者様、保護者様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
後任もすぐには見つかりません。児発管になるための実務経験の長さも問題の一つかと思っています。
やる気や使命感に満ちている人材を登用でき、それが利用者様の利益にも結びつくようなシステムが構築できたら良いのになと日々、本当に、切実に思っています。
私が事業を立ち上げる時によく言われたのが「無謀」という言葉でした。児発管の資格も持っていない、保育士の資格さえ持っていない。
せめてなんらかの資格をとれば??
ふうせんかずらを立ち上げたいと思うまでは、だぶん普通の人が想像できないような毎日を送っていました。睡眠障害を抱え得ている息子、排泄物さえ食べてしまう息子。オムツを脱いで排泄したらほめてくださいと言われる私。気が狂いそうでした。
だからこそ。私みたいな気持ちを抱えている保護者のかたが少しでも、気を緩めて、困ったことを相談できるような場所を作りたい。
それがふうせんかずらを立ち上げた想いです。


やる気なんて、評価が難しいし、補助金事業としては誰もが目に見える形での職歴が必要ということもわからなくはないけれど。
やる気に満ち溢れた若い人材が、心折れることなく福祉業界で働いていけるようなそんなシステムが構築できると良いなぁと切実に思っています!!!!そして、働きに見合うようなお給料を払えるシステムがつくられたらなぁ。

タイトルがステップアップって。だったけれど、本文はほぼ関係なかった、、。私の気持ち的には、毎日少しずつでもステップアップしたいし、ふうせんかずらのスタッフにも日々成長していってもらいたいと思っています。

勉強熱心で、現場に入ることを厭わない児発管を切実に募集しています。我こそはと思うかたはぜひ、ご連絡くださいませ。




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