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今を含む過去・未来とスターバックスコーヒーと帝国ホテル、GUCCI、ハワイのパンケーキと二人展『moment』作品解説 #001
4週間にわたる日本画家 安藤しづかさんとの二人展『momente』〜7/29(土)
at Sho+1(東京 湯島) この連休で折り返しを迎えます。早い!
今回の展覧会も、お一人お一人にご案内するように展示作品のお話をいたします。第1回は新作のコースターなど小品から。
よろしければぜひ、お付き合い下さい。
また、興味を持たれてご都合つきましたら是非!会場でご覧ください。
今展はクリエイティブディレクター米原康正さんの+DA.YO.NE.と付箋girl®︎取扱ギャラリー Sho+1との共同プロジェクトとして企画されました。
安藤さんと付箋girlは同じ日本画をルーツとしていたことでご一緒できることになり、安藤さんは付箋紙のキャンバスサイズと展示のバランスがとりやすいようにと今回は小さめの作品を連作として発表されています。
では付箋girlはどうしよう?
そこで米原さん、Sho+1からご提案されたのが日常で作家が手にする、例えば包装紙などをキャンバスにしてみるのはどうでしょう、ということでした。
企業やブランドのロゴデザイン、グラフィックデザインの施された紙ものが大好きで幼い頃から集めてきた付箋girlにとって もってこいの新しいシリーズ!
最初から楽しいイメージで、マイコレクションから作品にするアイテムを選ぶことから作品作りは始まりました。
持ち帰り眺め、何かに使うあては無かったものだけど 手にしたその時々の嬉しかったり楽しい気持ちがあって集めたもの。みなさんにお馴染みのところのもあるのではないでしょうか。
元々のデザインが良いものであり、新しく絵が足されたものは観る人個々のイメージとも気持ちよく混じり合うものであって欲しい。
ですから、付箋絵より描画はちょっとラフにあそびを持たせて、より自由に見ていただけるよう。調和を楽しんでもらえるようにと制作しました。
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散歩の動機づけに通うStarbucks Coffee。付箋girlにとっていい印象しかない企業です。
こちらは1996年8月にオープンした日本第1号店銀座松屋通り店の20周年記念コースター。裏はメッセージが印刷され本来はコースターではなく記念品として配られていたものだと思います。元の絵がクラッカーや旗がにぎやかに配置されており、スタバの『ちょっとしたドラマが生まれてそう』感から劇場を想起して男女ペアを描く。本人にはここでのドラマはございませんでしたが、人々の憩う様子をよく眺め見ているお店です。
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いつだったか時期は覚えてないものの大勢で帝国ホテルのラウンジで歓談した時のもの。他の人のコースターをねだって持ち帰った記憶があります。(自分はホットコーヒーだったのでコースターがもらえなかった)
真ん中はおそらく帝国ホテル『ライト館』の設計者フランク・ロイド・ライトの意匠イメージですが、自分にはどうしても虫に見えて
巨匠の緻密な意匠に敬意を込めて、シンメトリーに人物を配置し、蝶にのみ色をさしました。
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ハイブランドがとりわけ好きというわけでもたくさん買い物もしないのですが、ここは好きなんです、そのヤンチャお茶目ぶりが。そして打って変わってノーブルなショッパーも美しくて捨てられません。
コースターは銀座店で供されたミネラルウォーターの下に敷かれていたものです。文句なしデザインにどうするか迷いましたがスターの中に付箋girlを一人、周りに散らした青い炎は一番新しい星の持つ熱です。
*
浮き彫りが綺麗なメッセージカード。
使う用はないけどとっておいて良かった!
こちらの起用するクリエイターは多種多様で贅沢で、毎期クリエイターとしてもとても楽しい。そのワクワク感を出して、GUCCIといえばバンブー、じゃあパンダじゃない?
ということで白黒パンダお団子ヘアーの女の子にバブルガムを膨らませる。ロゴと絵を馴染ませたくて、これもまたGUCCIのアイコン『蜂』をちょっと抽象化して暴れてもらう。
これが付箋girl®︎のGUCCIのイメージです。
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仕事で行くけどやっぱりここは楽園。お昼に行ったワイキキのbillsのコースターはデザインが可愛いです。流行り物にあんまり興味がなく美味しいパンケーキだな、、と思いながら食べたくらいですが、きっと当時もコースターゲット!と喜んでたに違いありません。
デザインと綺麗なグリーンに合わせてポップにしたかったので、ロゴをベロに見立ててあっかんべ。ピンクは描き足したものです。
コースターは全部で8枚制作しました。(会期中また増えるかも知れません。)
最近はオリジナルコースターを出すお店に出会えず、さらに気に入ったデザインともなるとなかなかお目にかかれません。コロナ後だからか、行く場所のせいか、、
コースターって一緒に行った人と楽しかったり、空間の雰囲気が良かったりするお店の思い出込みでなんかいいですよね。
次回のnoteは もう少し大きい紙物ものご案内を書きます。