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「後悔する人を一人でもなくしたい」MORIWAKI video撮影を通して感じたこと

あとどれくらい、両親に会うことができると思いますか?

「MORIWAKI Video」の撮影の最後に、インタビュアーである森脇さんがこのような質問をされた。

私の場合、実家に戻るのは年間でおおよそ一週間ほど。
そして私の父の年齢が65歳で、男性の平均寿命である80歳まで生きられるとしたら、あと15年。

7(日)×15(年)=105(日)

105日、つまり3ヶ月ちょっと。

これが、私が親と会える時間。
森脇さんがこのような簡単な計算をして、実際に数字にするまでは、私はもっと長い間両親と会えるのだと思っていた。想像していたよりも、ずっと少ない日数。そして限りある日数であるということを、初めてかのように知った。


後悔する人を一人でもなくしたい

それが、「MORIWAKI video」の責任者、森脇俊樹さんの願い。

「MORIWAKI Video」とは、依頼人が自分の親に、感謝の想いを伝えるための手助けをしてくれるサービスだ。
親に感謝を伝えたくても、直接伝えるのは恥ずかしかったり、忙しくて会えなかったり、きっかけがなかったり。
そんな依頼人に、森脇さんがインタビューを行い、その様子を動画で撮影する。
そして、その動画を編集しDVDとして、依頼人の親に届けるというものだ。

このようなサービスを始めたきっかけとして、森脇さん自身が大切な人に「ありがとう」と伝えられなかった後悔の過去がある。
だからこそ、同じような後悔を他の人に味わって欲しくない。その想いでこのサービスが始まった。

今回私は、このサービスのことを聞き実際に利用させていただいた。そして、自分の両親に対する想いを、こんな機会がなければ振り返らなかった過去の思い出を交えながら、動画に収めていただいた。

「ありがとう」と伝えたい人が、きっと誰にでもいる。
「MORIWAKI Video」はその想いを、そっと後押ししてくれる。

私は、コロナ禍ということもあって、予定していた結婚式を行わずに入籍した。本来であれば、その時に両親に感謝の想いを伝えたかったのにかなわなかった。そして今、出産を間近に控え今度は自分が親になろうとしている。以上のようなタイミングで、改めて自分の想いを伝えることができて良かった。

これは後日談であるが、私の両親はこのDVDを拍子抜けするほどあっさりとした感想と共に受け取ってくれた。

もしかすると、親からすると「ありがとう」を求める気持ちなど一切ないのかもしれない。子どもとしては「ありがとう」を受け取ってほしいものだ。でも、親は既にもう十分すぎるものを、子どもから受け取っているのかもしれない。


「MORIWAKI Video」についてはコチラ


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