血液が苦手だった私が動物看護師になるまで②
前回はオープンキャンパス編からお話しました。
今回はなんとか学生時代を乗り切り、ポンコツな私が1番のりで就職決定!
昔から勉強が苦手で、要領も悪い私が動物看護師として働くなんて夢にも思いませんでした。
そんなうきうきの新卒時代。
私の顔から笑顔が消え去るのはあっという間でした…笑
前回のお話はこちらから!↓
モチベーション最高潮!憧れの動物看護師に
バイト先の動物病院に就職
そのポンコツっぷりが逆に親近感を生んだのか、なんだかんだみんなに愛されながら(?)
3年間の学生時代を終え、アルバイトとして雇ってもらっていた動物病院に就職が決まりました。
高校時代、進学先が決まるのも1番のりでしたが
専門でも就職が決まったのは私が1番早かったです。
これ!!と決めたら行動は早い方だったようです。
そして授業が終わった3年生の2月から、1日病院で働くようになるのでした。
もちろん、憧れの動物看護師だったのでこの頃のモチベーションは最高潮です。
動物看護師の仕事といえば、みなさんどんなものを思い浮かべるでしょうか?
診療補助、調剤、検査、物品の在庫管理、受付や会計など多種多様です。
院長と新卒の私が1人というとても小さな病院でした。
人数が少ない分、いろんな仕事を任せてもらえるのでとても楽しかったです。
そんな毎日を送っていましたが、とうとう初めてオペの助手に入る日がやってくるのでした…
緊張の嵐!オペ後に寝込む新卒看護師
動物病院のオペといえば、避妊去勢手術がほとんどかと思います。
メスなら子宮と卵巣(病院によると卵巣のみの場合も)、オスなら精巣を摘出します。
これには望まない繁殖を防ぐ他、乳がんや精巣がんなど生殖器疾患の予防の為に行います。
忘れもしない初オペは猫ちゃんの避妊手術でした。
学生時代は実際にオペを行う授業は
3年間で1度しかありませんでした。
そんな新卒看護師が、突如手術の助手に放り込まれるわけです。
元々緊張しやすいタイプだったのでそりゃあもうテンパります。
避妊手術はお腹を開けるのですが、この時はいろいろ必死で血液を見て気分が悪くなるなんてことはありませんでした。
本当にそれどころじゃなかったんです笑
避妊手術は手術自体は20~30分程度で終わります。
当時の私はこれが何倍にも感じたものでした…。
なんとか手術は無事終了。
手術が終わっても片付けやら記録やら残っているのですが
もうその時の私の顔は真っ青笑笑
院長の気遣いで先にお昼休憩に入るのでした。
畳の休憩室があったのですが、お昼も食べず休憩時間中ずっと倒れ込んでいました笑
情けないなと思いつつも、何もできなかった私が初オペをやり遂げ心の中ではガッツポーズを決めていました。
今ではこの病院は退職し、他の病院で勤務しています。
結果、気が付いたら克服していた
この時の経験が活かされ(?)
血液を見て気分が悪くなることはなくなっていました。
人間って慣れるものですね。
専門学校を卒業したての頼りない私を雇っていろいろと教えてくださった先生にはとても感謝しています。
大変なこともありましたが、今思えば貴重な体験でした。
来年2月からはいよいよ国家資格となる動物看護師。
今よりもさらに質のよい医療の提供が求められます。
まだまだポンコツ看護師ですが、ペットとご家族の手助けができるよう切磋琢磨していきたいと思います。
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