血液が苦手だった私が動物看護師になるまで
私はもともと、血液や内臓など世間では「グロい」と言われるものは苦手でした。
初めてオペに入った時、それはドキドキしたものです…(約10年前の話)
そんな私がどうやって克服していったのか?
今日はそれをお話しようと思います。
オープンスクールから就職まで
高校卒業後、動物看護学科がある専門学校に入学しました。
AO入試だったのでオープンスクール当日、担当の先生と面談してあとは合否の結果を待つだけでした。
今思い返せば、血液が苦手なのになぜ医療関係に飛び込もうとしたのか若かりし頃の自分にインタビューしてみたいです笑
ずっと動物関係の仕事に就きたいという思いがあり、その中で就職しやすそうな動物看護を選んだ記憶があります。
そんなこんなで高校2年生の夏、オープンスクールへ乗り込んだのでした。
初めて見る犬の血液
地元を離れ、祖父母が住む県の専門学校のオープンスクールへ参加しました。
元々緊張しやすい性格や、慣れない環境、また学校まで送ってくれた兄のアグレッシブな運転のお陰で車酔いも追加!
到着した時点でもうすでにグッタリしていました笑
学校内の施設や、授業内容の話を聞きいよいよ希望する動物看護の教室へ。
見慣れない機器が置かれ、さらに高まる緊張感。
そして先生が冷蔵庫からシャーレと呼ばれる透明のお皿を取り出しました。
「みなさん、これが犬の血液です。これはヨークシャーテリアの血液ですよ~」
他の参加者が興味津々で覗き込む中、私は顔面蒼白。
「ちょっと気分が悪くて…」
オープンスクールの手伝いに来ていた在校生の方に声をかけ一瞬で退室となりました笑
なんて情けない…
保健室で休ませてもらい、ここで血液が苦手なことがバレたら入学できない!!と思った私は
「車酔いと慣れない場所で緊張してしまって…」
なんとか?苦手なことはバレずに済みました笑
その後、学校がお昼のお弁当を出してくれたのですが1口2口しか食べられず…
あっという間に面談の時間となりました。
面談が始まり早々
「体調は大丈夫ですか?」
こんな惨めな高校生のことを気遣ってくれるなんて…!
優しさに感謝。
正直面談で何を話したかは覚えていません。
10分、20分ほど話し終了となりました。
「あんな様子見せてしまったし、結局受からないだろうなぁ…」
そう思いながら、またもや兄のアグレッシブな運転で帰路に着いたのでした。
次回、初めてのオペ編
そんな私でしたが、なんとか希望の専門学校へ合格し入学。
なんと高校のクラス内では進学先が決まったのは私が初めてでした。
検査などでほんのちょびっとの血液を目にするだけだったので、学生時代はなんとか乗り切れました。
無事看護師試験に合格、就職も決まりほっと一安心。
次回、いざ初オペへ。
過去に動物看護師について書いた記事です。
よければご覧ください。
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