誤解されたかも⁈それは理解できなかった相手のせい?それとも自分の伝え方のせい?
こんにちは。
人材育成スペシャリスト
古谷治子(ふるやはるこ)です。
「私はちゃんと伝えました!」
「そういう意味で言ったわけではないのに…」
こんなふうに言ったり思ったりしたことはありますか?
しっかり任務を終えたと思ったら、きちんと伝わっておらず、思いがけない結果になったり、楽しく話していたと思ったら急に空気が変わってしまったり、そうした経験は多かれ少なかれ皆さんお持ちだと思います。
そんな時はどんなふうに対処されていますか?
先ずは、すぐに反論しない
誤解だとすぐに分かったとしてもすぐに反論するのではなく、まずは一言「ごめんなさい」と言いましょう。
誤解を招いた原因はもしかしたら自分にあるかもしれないからです。
たとえ自分が悪くなくても、一言「ごめんなさい」ということで、相手をクールダウンさせることができます。
今は、「あやまったら負け」という考え方もだいぶ定着していますが、やはり誤解が生じた原因は少なからず自分にもあるかもしれないという気持ちでいるなら、相手の気持ちを不必要に害することを避けられますね。
相手の言い分を聞いてから事実はやんわりと
弁解したり、自分の正当性をすぐに主張したくなる時もありますね。
それでも自分の主張はぐっとこらえて、相手がどんな誤解をしているのか話を聞きます。
まずは聞いてみることです。
十分に相手の主張を聞いて、原因がわかったら、少しずつ誤解の糸をほぐします。歩み寄りの姿勢が大切です。
相手の主張を聞いてから、本来伝えたかったことを穏やかに伝えましょう。
誤解を招いてしまったことは素直にあやまります。
「申し訳ございません。
私の不注意かもしれませんが、…」
「気分を悪くさせてしまってごめんね。
少しだけ私も伝えておきたいことがあるのだけど話してもいい?」
こんなふうに伝えることができるかもしれません。
結論はプラスにする
お互いの誤解が解けたら感謝を伝え、「終わりよければすべてよし!」にしましょう。
「あなたの気持ちが聞けて嬉しかった」
「思い切って言ってくれてありがとう」
こんなふうに相手が気持ちを話してくれたことに感謝できます。
「ごめんなさい」と言われたら
相手が誤解を認めて「ごめんなさい」と言ってくれたら「お互いさま」の気持ちで受け止めましょう。
明日は我が身です。
相手の心の負担を軽くすると次につながる人間関係を築くことができます。
「気にしないでください」
「こちらこそ、○○しておけばよかったんです」
こんなふうに言える心のゆとりがあれば素敵ですね。
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株式会社マネジメントサポートグループ代表取締役社長
一般社団法人 日本講師協会代表理事
文京女子短期大学英文科卒業後、東京放送、中国新聞社で9年間の実務を経て人材育成コンサルタントとして独立。1993年、株式会社マネジメントサポートを設立。その後、株式会社リサーチサポート、株式会社マネジメントオフィス、株式会社マネジメントサポートグループを設立し、4社を経営。
企業の課題解決型研修が支持を集め、全国のシンクタンクを中心に4,000回以上の登壇を行うCS対応教育の第一人者。マナー指導者育成にも力を注ぎ、後進講師の育成にも力を入れている。東京商工会議所女性会理事、日本講師協会理事歴任。マナーやビジネス書を中心に著書は40冊以上。