話を聞いてもらうために心がけること
こんにちは。
人材育成スペシャリスト
古谷治子(ふるやはるこ)です。
相手に伝わったか不安になってつい話し過ぎてしまう。
上司や先輩に「何を言いたいのよくかわからない」と言われてしまう。
わかりやすく話をするというのは簡単なことのようで難しいのです。
人に聞いてもらえるように「話す」にはちょっとしたテクニックが必要です。
「5W3H」で話を整理しましょう。
ということはよく聞きますね。
いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、などを具体的に整理して話すということです。
いつもすべての要素がそろっているわけではありませんが
私たち日本人がついつい抜けてしまいがちなのは、主語です。
「誰が」「何が」という主語が曖昧なまま話を進めてしまうのです。
日本語はもともと主語を省略して話す習慣がある言語ですから
意識していないとすぐに抜けてしまいます。
雑談の時にはそうした話し方をした方が良いという場合ももちろんあります。
ただ、報・連・相の場合は別です。
主語がないまま唐突に話し始めてしまうと、相手は何の件なのかわからず困惑してしまうことがあります。
次に気を付けたいことは「センテンスを短く」です。
相手が言葉を挟む隙も無いほどダラダラとした長い話は禁物です。
相手を疲れさせてしまい、あなたの話を聞きたいという意欲が下がってしまいます。
「、」でばかり区切らず、適度に「。」で区切り簡潔に一つ一つ伝えましょう。
そして、「結論を先に話す」こともおさえておきたいポイントですね。
一番言いたいことを先に話すことで、相手に安心感を与えることができます。
サイドストーリーまで全部話さないと結論までたどり着けない気持ちも理解できますが、オフィスではイライラされてしまいます。
「専門用語や横文字を避ける」ことで相手に気遣いを示すこともできます。
実は同世代の同僚、同業種の人、だから伝わる専門用語や横文字ということはありませんか?
使い慣れてしまってうっかり忘れてしまうこともあるかもしれませんが、
相手に気まずい思いをさせているなんていうこともあるかもしれません。
一般的に使われている言葉に置き換えたり、少し説明を加えたりしながら話すことで相手に気遣いを示しましょう。
いかがでしたか?
言いたいことがきちんと伝わる話し方をマスターして、
あなたの状況や気持ちを上手に伝えられるようになると良いですね。
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株式会社マネジメントサポートグループ代表取締役社長
一般社団法人 日本講師協会代表理事
文京女子短期大学英文科卒業後、東京放送、中国新聞社で9年間の実務を経て人材育成コンサルタントとして独立。1993年、株式会社マネジメントサポートを設立。その後、株式会社リサーチサポート、株式会社マネジメントオフィス、株式会社マネジメントサポートグループを設立し、4社を経営。
企業の課題解決型研修が支持を集め、全国のシンクタンクを中心に4,000回以上の登壇を行うCS対応教育の第一人者。マナー指導者育成にも力を注ぎ、後進講師の育成にも力を入れている。東京商工会議所女性会理事、日本講師協会理事歴任。マナーやビジネス書を中心に著書は40冊以上。