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美濃公演!ありがとうございました!!

12月14日に美濃市文化会館にて行われた「神田京子大独演会 in美濃」にゲストとして参加させていただき、フルタ丸講談「あの町に紙がある」を上演してきました。

大集合!
(撮影:大塚高明)

東京から岐阜県美濃市へ、2泊3日の車での旅。
美濃に近づくにつれ、紅葉によって鮮やかに彩られた山々が目に飛び込んでくるようになりました。
わたしは紅葉の季節になると遠方まで紅葉を眺めに行きたくなるのですが、ここでは日常の中に紅葉が溶け込んでおり、季節が秋から冬に向かって行くことを目の前に広がる景色が教えてくれるんだなぁと思いました。
豊かだなぁと思いました。

冬の美濃はとても寒かったです。
寒さの透明感が高くピシピシと身体を突いてくる、そんな寒さでした。
ただ、目の前に広がる景色が柔らかいので、寂しい気持ちになることはなく、今わたしは美濃に居るんだ!とわくわくするような寒さでもありました。
また、フルタ丸講談「あの町に紙がある」は美濃和紙を題材にしたお話なので、この寒さの中で生まれる和紙やその和紙を生み出す職人さんたちのことを想うには、非常に重要な体感でした。

初めていただいた味噌煮込みうどん!
赤味噌が美味しい!


美濃の町、美濃の文化、美濃での生活を大切にされている方々の想い。
そういったものを全身に浴びながら、物語と向き合いました。
最後まで演じ切れたのは、この土地に暮らす方々が誇りに想う美濃という町のどっしりとした自然が大きく包み込んでくれていたからだと思っています。
そういう大きな力を感じました。

どの方もにこやかに声をかけてくださり、困っていれば手を差し伸べてくださり、出し惜しむことなく優しく接してくださいました。

25周年記念公演というとても貴重な場にゲストとして呼んでくださった神田京子さん、ありがとうございました。
朝早くから夜遅くまでお付き合いくださったスタッフの皆さま、ありがとうございました。
この公演をご覧くださったお客さま、ありがとうございました。
二日目は古田さんのご実家に泊まらせていただきましたが、心地よく過ごせるように沢山の心配りをしてくださった古田さんのお父さまとお母さま、ありがとうございました。
ずっと楽しくわくわくしながら過ごさせてくれたメンバーのみんなも、ありがとうございました。

通りすがりの真帆ちゃんを捕まえてパシャリ。
古田さんのお母さまからいただいたお土産。
手作りの干し柿は絶品でした!

今でも美濃のことを思い出すとぽーっとしてしまいます。
会いたい人たちの顔を思い出しては、少し寂しい気持ちになったりします。

だからこそ、またいつか美濃でお芝居ができるように、また皆さんにお会いできますように、ここからまた東京でがんばります。

篠原 友紀

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