フルタ丸Reload「ひとりごとターミナルX」、ありがとうございました!
11月10日(日)。
下北沢アレイホールにて、フルタ丸Reload「ひとりごとターミナルX」の公演がありました。
一回限りの公演にも関わらず、当日はたくさんのお客さまにご来場いただきました。
観に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
今は退団したメンバー3人に、今回だけ参加してもらえるとこになり、フルタ丸の6人で11年前に上演した「ひとりごとターミナル」の再演を、稽古なし!で本番に挑むという試み。
不安が襲ってくるかと思いましたが、本番当日は、舞台の公演期間に行われるいくつもの作業が短時間でものすごい速さで進んでいき、不安が、やってくる時間はありませんでした。
当日、小雨が降り出す中、メンバーが集まったところで、荷下ろしをして、小屋入りをして、セットや客席作りをする。楽屋を作って、衣装に小道具をセッティングする。音響さんや照明さんとのきっかけや、入りとはけ方を確認する場当たりを高速スピードで行う。空き時間に台本を確認する。衣装に着替える。お客さまの入場が始まり、本番を待つ。本番スタート。
終演後、息つく間もなくセットや楽屋を片付け、衣装と小道具をまとめる。会場の片付けをする。大入袋が配られてご縁をつなぐ5円の交換をする。機材やセットや制作道具などを車に積み込む。会場の方に退館に向けた最終チェックをしてもらい、解散。
運搬をしてくれたフルタさんは早朝から荷物をピックアップしたり、遅い時間まで荷物をもとの場所に戻す作業などもあったので本当に大変だったと思います。公演に向けての始まりから終わりまで激務続き…ありがとうございました。
音響さんや照明さんは事前に打ち合わせをしていたとはいえ、当日のタイトな場当たりだけで、本番を支えてくださいました。水野くん、宮崎さん、ありがとうございました。
当日の小屋入りからバラシまで、一日を通してこの公演の記録を撮り続けてくれた、カメラマンのけんちゃん。会場整理までキリリとやってくださって、ありがとうございました。
小さなお子さまと一緒に小屋入りしてくださり、当日の受付や会場整理をして下さった制作さん。そして会場作りや制作周りの作業をしてくださった制作さん。
お2人とお子さまのにこやかさに緊張がほぐれていきました。ありがとうございました。
今はそれぞれが活躍の場を得て、生き生きと活動している宮内くん、工藤くん、清水くん。
今回、この企画に参加するって決めてくれて、ありがとうございました。
みんなと居るのが心地良すぎて、久しぶりに会った感じが全くしなかったな。
じゃあまた次の稽古でねぇ!という感じでバイバイできたのが嬉しかった。
会場を出て駅までの道。
真帆ちゃんと、数日後にはフルタ丸岐阜公演「あの町に紙がある」の稽古が始まるねと話しながら帰りました。
とにかく体調に気をつけて、稽古がんばろうね!と数日後の稽古に向けて、ぐいっと気合を入れて別れました。
今回の公演中のアクシデントにもクールに対応して演じ続けた真帆ちゃん!さすが!
ここから始まるフルタ丸講談のお稽古。またよろしくです!
そして、最後に改めまして、観にいらしてくださったお客さま、本当にありがとうございました。
11年前、いやそれよりも前の公演から観てくださっているお客さまもいらっしゃって、今この作品をまた観ていただけたこと、奇跡みたいなことだと思っています。
当時は学生さんだった方が立派な社会人になられていたり、ご結婚された方や素敵な親になられた方もいたり。
時間の流れの中で、大切な人とお別れをした人もいるかも知れないし、大切な人と出会えた人もいるかも知れません。
色々ないろいろがそれぞれの方にあった年月を超えて、ここでまたお会いでき、お話ができるなんて、こんな貴重な機会をいただけてとても嬉しかったです。
フルタ丸のみんなは、会えばすぐににこにこしています。
フルタ丸にはにこにこが似合うなぁと、今回の公演を通して思いました。
またにこにこで皆さんにお会いできるように、ここからがんばっていこうと思います。
篠原 友紀