吸い寄せられて、離れて、また。
今年に入ってからどうかしてるぐらい下北沢にいる。下北沢に劇団事務所を構えていたのは5年前まで。今は事務所があるわけでもないのに、人と会う予定は下北沢が多い。今日はカフェから散髪へ向かう途中、駅前のピーコックが建て替えのために一時閉店することを思い出し、閉店間際の建物内をウロウロした。色んな店で閉店セール。三省堂書店にも久しぶりに来た。
最終日、陳列のスペースが空き過ぎているのか、「散歩の達人」最新号の陳列に笑った。この並べ方、ふざけているのか。逆に真剣だったのか。どちらにせよ面白い。そして、特集の表紙がこれっていうのが出来過ぎている。
階段で上がれる一番高い階層まで行き、この場所から下北沢を拝むこともできないかもしれないと思い写真を撮った。
平地を歩いている時よりも俯瞰で見たことでロータリーが着々と完成に向かっていることを実感する。10年前の景色を思い出せないぐらい街は劇的に変わった。下北沢に吸い寄せられる。数年に一度「めちゃくちゃいいな下北沢」と、あまりにも突然思う時があって、ここ数日はまさにそんな心境だと述懐。ここは、なぜか優しい。今後ともよろしくお願いいたします。
フルタジュン