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期待していこうと思う。
こんばんはです。
篠原です。
この間、ふと、こんな感情持ちたくないとか思った時に、でもこの感情を物語として小説で表したり、歌や詩に乗せたりしたら、肯定できるものになるんじゃないかなと思ったんです。
そうだ。誰にも言えないし言いたくない困ったことや悩み事におそわれた時、音楽や映画や演劇とか、絵や詩や小説などが優しく寄り添ってくれたり、時に激しく心を揺さぶり前に進むきっかけをくれたりするなと思いました。
以前、ある作家さんのエッセイを読んだ時に、昔の私が体験したことと同じような少し胸が痛むような体験をされていて、しかもその時とった行動や感情が同じようなもので、あの時の気持ちを文章にして伝えてもらえたことで、とても救われた気持ちになったことを思い出しました。
何度も何度もそういうものに救われて、私の今があるんだなと思いました。
だからこそ、自らが作品作りに関わる時には、その作品がきっと誰かにとっての大切な作品になるのだから、愛情を持って関わりたいなと思いました。
この1週間は、何に重きをおいて生きていくのか、どこの地に足をつけて生きていくのかを考える機会の多い1週間でした。
今見えてきたこととしては、もっと自分の身の回りのことに期待したいし、自分に対しても期待していきたいということです。
期待してもし失敗したとしても、自分に対しての失敗だったら、背中を押してくれるものがたくさんあるから、まぁまたがんばろうよと立て直すことができます。
今日もフルタ丸講談のお稽古でした。
まだ決まっていなかった後半部分の動きが見えて来たり、今ある課題が見えて来たりしました。
明日のお稽古ではシーンごとの厚みを出せるように反復稽古をする予定です。
良い作品になるように、成長できるように期待して、そのためのお稽古を積み重ねていきます。
篠原 友紀