はじめましてキャンプ場。こんな私をどうぞよろしくね。
キャンプの朝は早かった。
8時に集合して、車で出発。
渋滞することもなくスムーズに車は進み
キャンプ場に着くと、それぞれが慣れた手付きで
荷降ろししてテントをはっていました。
この一連は、まさに小屋入り。
黙々と作業する男性陣を見て、
あれ、私なにしに来たんだっけと一瞬錯覚したほどです。
私はというと、初めてのキャンプで何をしていいのか分からず、
みんなのように火をおこしたり、諸々を設置したりも出来ず、見事に役立たずだったので、とにかく写真を撮りまくりました。
記録係として働こうと思ったのです。が、
みんなが一通りの作業を終えて、
それぞれ自分の時間を過ごしだし、のんびりタイムに突入。
私もフルタさんのハンモックに揺られて
気づいたら、何をするでもなく、
ただだだ、ゆったりと流れゆく時間に、身を任せていました。
ひたすらに穏やか。
一変、夜ご飯の準備をはじめてからは、とてもとても慌ただしくなりました。笑
みんなが一斉にシェフとなりフライパンや鍋を求める姿は面白く、
大人数でテーブルを囲むのは久しぶりだったので、
とても嬉しかったです。
完全に10月の湖畔をなめていた私に、
しのねぇはホッカイロをくれ
フルタさんはせっせと火を焚き続け
清水さんはパーカーを貸してくれて(そしてそのままくれた、笑)
いくまさんはホットコーヒーを何度も淹れてくれました。
以前、キャンプって何するんですか?と聞いた私に
フルタさんは、何もしないんだよと答えました。
あの時は、それの何が楽しいんだと、疑問でした。
わざわざ遠くに行かなくても家で休めばいいのに、
緑が欲しいなら公園に行けばいいのに、と。
だけどキャンプ場で過ごす『何もしない時間』は
家とも公園とも違う、言葉ではうまく説明できないんだけれど、
とても贅沢で特別な時間なんだと、今は思います。