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ネット将棋における【煽り】について思うこと
今回は将棋の内容を振り返る記事ではなく番外編。
今日の昼間やったライブ配信↓でチャットを拾いながら雑談していたら出たのが、ネット将棋における【煽り】に関しての話題。
ネット将棋における煽りとはなんだ?という方もいると思うので、配信で話題に出たもの以外でもよく言われる具体的な例をあげると、
・角不成
角や飛車や場合によっては別の駒を成っても成らなくても同じ結果になる局面(例えば初手から▲7六歩△3四歩に▲2二角不成としても、後手は△2二同銀と取るしかない)での不成。
角を使ってやられることが多いので概念としての名称が角不成。
・残り1秒まで待たせる
将棋ウォーズのような切れ負けの将棋で、あと1手で相手玉が詰むことが分かっている局面で勿体ぶって、残り1秒までギリギリ時間を使って詰ます行為。
・全駒
相手の王様を詰まさずいたぶり、最終的には全部の駒を取る行為。
YouTuberほっしーさんの得意戦法。
・舐めプ戦法
アヒル戦法や穴角戦法などが言われていることが多いイメージ。
今回の配信のチャットで言われたエア穴熊というのは初めて知った。
ぱっと思いついたもので大体この辺りでしょうか。
順番に個人的な見解を書いていきます。
・まず角不成に関しては、ルール上問題無いのだから仕方ない。
良くも悪くも何の意味も無い行為で、やる方の気持ちも、やられて騒ぐ方の気持ちも分からない。
・次に残り1秒まで待たせるに関して、これもルール上問題無いのだから仕方ない。
対局者お互いに若干の時間を無駄にするものの、100回に1回くらいタップミスや突然の接続不良などで最後の1手を指せずに煽ろうとした側が時間切れ負けすることがある(実際に数回それっぽいので勝った経験があります。)ので、やる方にリスクしかない。
いつの日かあなたにもラッキー白星が舞い込んでくるでしょう。
個人的にはやられたら残りの数秒〜数十秒はギャンブル的なワクワク感が少しあります。
・全駒に関してはやる側もしょうもないものの、途中で投了すれば良いだけ。
最後までいくのは両対局者の努力が必要なので、ネット将棋において全駒をされて腹を立てる理屈が不明。
道場などの小中学生同士の対局で全駒が現れることがあります(勿論僕もやったことがあります。)が、大体両対局者とも嬉しそうにしています。
全駒は両対局者の努力の結晶です。
・最後に舐めプ戦法について、これは最も当たり前ですが、ルール上問題無いのだから仕方ない。
なにが舐めプ戦法でなにが舐めプ戦法ではないのかの基準も無いため、なにをやってもやられても、勝っても負けても自己責任です。
僕の見解はこんな感じ。
配信でも言ったのですが、ネット将棋でなにをされても、相手は煽ってるつもりなんだろうなと思うことはあっても腹が立ったりすることは個人的には全くありません。
ネット将棋で出来ることには限りがあり、どれもルール上問題無いとしか言いようのないことなのです。
とはいえ僕とは違って腹が立つ人も世の中にはいるということも理解はしています。
腹が立つ人は立つし、立たない人は立たないというどうしょうもないことだと思います。
そんなわけで腹が立つ側の人たちに最後に提案。
ちょこちょこTwitterなどで見かける、『将棋ウォーズで煽られました💢』的なツイートをやめませんか?
ネット将棋においての【煽り】というしょうもないことをやる側の気持ちになって考えると、ああいったツイートなどの反応があればあるほど嬉しいと思うのです。
ルール上問題無いから別になにやっても良いよ。
という僕のスタンスが一番楽だとは思うんですが、内心腹が立っている人も気にしていないフリを続けることで、しょうもない【煽り】という概念が少しずつ無くなっていくのではないかなと思います。
そんな感じで今回の記事はおしまい。
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(2023年1月9日現在、この記事を含めて107日連続投稿中)
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