ものすごくニッチな依存症について話す。「Pix◯v依存症」「妄想依存症」
こんにちは、私は「Pix◯v依存症」です。
こんな人には会ったことがありませんが、きっと私の他にも結構な数がいるはずだと、確信しております。
「Pix◯v依存症」とはつまり、某作品投稿サイトを利用する時間が度を越していたり、コントロールができていない状態といえるでしょう。「スマホ依存症」では、スマホで何をしているかまでは触れられていませんが、私の場合は結構な時間を「Pix◯v」に吸い込まれていました。
私の場合は小説を読む時間が多く、
「新しいアニメを観る」
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「作品内のカップリングに夢中になる」
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「某サイトで検索し、ヒットした中で良さそうなものを一通り観る」
この無限サイクルを人生の中で数えられないほど繰り返しております。
最近はかなり落ち着いてきていて、スマホも強制的に1時間しか使用できないように設定しているので、問題といえるほどの使用には至っておりませんが。
いったいなぜそんなことが起こるのか
これに関しては、おおよそのあたりはついています。
その前に依存症の基本的な話をしましょう。
人間は、毎度必ずもらえる褒美よりも、たま~にしかもらえない褒美よりも、50%の確率でもらえる褒美に、夢中になってしまう生き物です。
必ずもらえるほうが絶対にお得なのにね。不思議とそれよりも魅力的なのは、五分五分の賭けなんです。
人は生粋のギャンブラーといえるでしょう。
私達は生まれつき、賭け事がだ~いすきなんです。
中世でもないのに馬を走らせる場所に多くの人が集まるのにも、頷けますね。そして、依存症の中でも物質を伴わない「行為依存(行動嗜癖)」では、この習性がとっても影響してくるんです。
多くのネットコンテンツの中には、この習性を利用したものがたくさん紛れています。SNSにあれほど齧りついてしまうのも、定期的に開いてしまうのも、本当にそのサイトが面白いからじゃないんです。「以前にそのサイトでたまたま面白い投稿を見た」ときの記憶があるからです。その時の興奮を覚えているから、また同じ興奮を味わいたくて、私たちはなんども同じサイトに戻ってきてしまうのです。Youtubeだって、毎回腹を抱えて笑える動画に出会うわけじゃない。それでも、以前の経験に「たまたま面白い動画を観た」ときの記憶があり、またその当たりくじを引き当てたいという欲求が長時間の利用につながっているのです。
そしてそれは、某作品投稿サイトにも言えることでしょう。正直、すべての作品が好みであるとは限りません。しかし私はこれまでに幾度となく、お気に入りの漫画と小説に「偶然」出会っていました。新着で出ていたり、おすすめに出てきたり、ディスカバリーから発見したりと、経路はさまざまです。しかしどれも偶然の要素が強く、もしかしたら数時間見回っても気に入る作品に一つも出会えないなんてこともあります。だからこそ、ふとした時に当たりを引きに行きたくなるのでしょう。今度こそ面白い作品があるかもしれない……。これは、映画や本でも同じようなことがありますよね。しかし際限の無さではネットコンテンツに引けを取るものはありません。終わりはないのです。
もしも私が70歳のときに初めてPix◯vに出会ったら、満足しないままその時ハマっていたカップリングのPix◯v小説のことを考えながら死んでいたかもしれません。恐ろしい。そう考えると若いうちに一通り満足するまで読んだのは、良かったのかもしれません。
今回は、ニッチな依存症について話しました。
妄想依存症については、また次回。
同じような体験をした方がいれば、ぜひコメントください。