英語ができなくても英語で学会発表する方法
これは英語ができない私が英語で学会発表した方法です。
簡単な方法です。
やればいい。
詐欺のようなタイトルになってしまいましたが
元々私は多くの日本人と同じ、学校の勉強程度(もしくはそれ以下)の英語力しか持っていませんでした。さらに、高校と大学は推薦入学だったので受験の英語も勉強していません。
しかし、英語で学会発表をしたのは事実なのです。
今回は英語ができない私が英語で学会発表した経験をお伝えします。
私の経験
私は病院で管理栄養士をしており、医療系の学会で発表する機会があります。
今回も国内の学会発表のために準備をしていました。
そんなある日、
一本の電話がかかってきました。
院長先生からでした。
普段から回診などでお世話になっていて、指導してくれている先生が私の研究の抄録を見せていたようでした。
「良い内容なので5ヶ月後の国際学会に今すぐに申し込むように。」
私は英語が出来ません。
でも反射的に「はい。わかりました!」
と答えていました。
そしてすぐに電話が切れました。
通話時間は約1分
英語なんてできないのに
わずか1分で英語で学会発表する事が決まってしまいました。
もう一度言います。
私は英語が出来ません。
しかし、院長から英語て学会発表することを伝えられた時、瞬間的に思ってしまったのです。
(英語なんてできない。でも英語で学会発表できたらめちゃくちゃカッコイイじゃないか!)
と。
英語できないというネガティブな感情よりも英語で学会発表できたらカッコイイというポジティブな感情が上回ってしまいました。
後から学会の概要を調べると
開催場所は名古屋
発表形式はポスターで口頭での発表
当時の自分の英語力ではかなり高いハードルでした。唯一の救いは国内で開催される事くらいでした。
そこから5ヶ月間は必死でした。
学会発表に関する英語の書籍を6冊購入し、ネイティブの先生が開いている英会話教室に参加。NHKの英会話の番組をみる。などとにかく出来ることをやりました。
発表当日。
かなり緊張しましたが大きな問題もなく無事に終了しました。
大きな達成感を得ることができました。
学んだこと
今回の経験から私が学んだ事が2つあります。
一つ目は
物事はやるからできるようになる。
ということです。
今回の経験で言うと。英語ができるようになってから国際学会で発表しようと考えていたら、いつまでも英語で学会発表することはできなかったと思います。最初にやると決めて実際に行動したから英語で学会発表することができたのです。
つまり、先にゴールを決めて逃げられない状況を作ってしまう。
これが挑戦には欠かせないのだと思います。
二つ目は
100%できなくてもいい。
100%英語をマスターしてからではいつまでたっても英語で学会発表することはできなかったと思います。今回私は自分の発表する分野の英語を主に勉強しました。そのため、今の私は英会話ができるというレベルではありません。
しかし、英語で学会発表をしたのは事実です。あくまで英語は国際学会で発表するための手段に過ぎなかったのです。
まとめ
今回の体験は英語以外にも通用する事だと思います。
今後新しい事に挑戦する時、今回の体験を思い出して頑張る事ができると思います。
皆さんも新しい事に挑戦する時。
できないのは当たり前。これから出来るようになればいい。と、ポジティブに捉えられたらいいのではと思います。
最後に
今回、私が難しい挑戦を乗りきる勇気をくれた本を紹介します。
堀江貴文さんの
『ハッタリの流儀です』https://amzn.to/2HSBZeo
堀江さんも私と同じ体験をされていました。
皆さんの挑戦を後押ししてくれる一冊になると思います。