真夜中から抜け出して僕ら幸せになろうよ
全部分かってるつもりだった。だけどできなかった。それは僕の意思が弱いから。ただただ目の前の快楽を貪るしかできないただの虫。そうやって人間は生きていたよ。虫に戻る、動物に戻る。空腹も過ぎ去ればただの事象でしかなく、僕はいつだって今から逃げていた。あなたから、現実から。頑張って頑張って働く人生。束の間の幸福に満足できればよかったね。ふつうの人間になりたかった。そしたら私も笑えたのかな。
少しでも好きと思ってくれたら、何かを感じて頂けたなら幸いです。あなたのそのサポートが私を形作っています。 あなたがこれからもますます豊かでありますように。